§大丸梅田店 大丸饅頭

京都で創業時は「大文字屋」と称し、あの新撰組の制服も大文字屋が製作。
大塩平八郎の乱では、大丸は義商として焼き討ちを免れるなど、歴史の裏舞台にたびたび登場する「大丸」。
関西の老舗百貨店として最も好きなデパートの一つですが、歴史の波はさらに大丸を呑み込み、松坂屋との経営統合が決定。共同持株会社「大丸・松坂屋ホールディングス(仮称)」とすると発表したのも記憶に新しいですね。

そんな大丸に歴史的な出来事がもう一つ。


回転焼きの「大丸饅頭」が大丸梅田店(うめだみせ)地下一階に復活いたしました(笑)。


関西では、平成7年の阪神大震災で被災しストップして以来実に12年ぶりの復活です。
(博多大丸でも一足早く昨年から復活販売されています)


ただし失ってしまった以前の大丸饅頭はレシピも残っていないので、見た目は似ていてもオリジナルの大丸饅頭として再スター トということのようです。

いわゆる回転焼きの一つですが、直径5センチ厚さ2センチとミニサイズ。
生地を型に流し込み餡を詰め焼印を入れる工程は機械によるオートメーション実演販売 で見ているだけでも飽きません。(残念ながら現場での撮影は禁止でした)。
 

 


餡には北海道産白手亡豆(てぼうまめ・・・インゲン豆の一種)を用いた白こし餡仕立て。
出来たては熱々で甘い優しい香りがしていてすぐに口に放り込んでしまいたくなりますがじっと我慢。
このお饅頭は生地に水飴を使用しているので一日置いてからのほうが、生地がなじんでしっとり滑らかな口当たりになるのです。
実際に出来立ての味と一日おいてからでは別ものの味で、出来立てより美味しかったです。

それにしても、あの全自動回転焼機が気になります。
京都新京極のロンドン焼きという回転焼きがありますが、この機械と大丸の機械はそっくりだったような・・。
もしかして同じメーカーで製造されているミニ回転焼きマシーンなのだろうか?と調べてみたところ、実は「有限会社城野鉄工所」が「都まんじゅう」として機械もレシピも開発したらしい。

元祖は「都まんじゅう」だったのですね。


後にこの成功から機械が全国にいきわたり、新京極ではロンドン焼、札幌市の丸井今井ではとうまん、浜松の秋芳洞では「カステラ饅頭」、高知名物「都まん」、鹿児島天文館の山形屋は「金生饅頭」、宮崎山形屋「まるいわまんじゅう」、そして大丸では「大丸饅頭」として、それぞれオリジナルレシピで製造販売されています。
東京では上野の菓子舗「かるた家」でも都まんじゅうとして製造販売されています。

現在ではこの機械は「全自動リング焼機」、別名 AUTOMATIC MANJYU MACHINE として森川フードマシン株式会社 が製造販売しています。

俺もこのAUTOMATIC MANJYU MACHINEを購入して、DOLCE MANJYUとして売ろうかな?(笑)


あなたの街ではこの「都まんじゅう」はなんと称して売られていましたか??

一個42円

おいしいセレブのスイーツは人気ブログランキンにあります。 ブログランキング




 


 

大丸梅田店 大丸饅頭

住所:大阪市北区梅田3-1-1

電話:06-6343-1231

営業時間:10:00 ~ 20:00
※地下2階から6階まで月~土曜日は21時まで営業

 




 


回転焼きはblogランキングで!

各地のデパ地下スイーツはブログランキングで探そう!