グラマシーニューヨーク、キースマンハッタン、GIOTTO、BUZZSEARCH、ラビアージュの共通点は?
そう!デパ地下やショッピングモールに入っているケーキショップです。
でもそれだけではありません。


なんかお店のデザインとか雰囲気とかケーキの形、味とか似ていると思ったことはありませんか?
実はこれはミンナ兄弟のようなもので、名古屋の丸信製粉株式会社/株式会社 プレジィール という会社が製造販売しているものなのですR高島屋グループからグラマシーニューヨーク、東京大丸からキースマンハッタン、そして銀座三越からGIOTTO、ecute品川からBUZZSEARCHとデパ地下戦争で生み出された、日本独特のスイーツなのです。


どうりでグラマシーニューヨークで杏仁豆腐が売られているわけだ(笑)。


実は数年前にテレビでグラマシーニューヨークのニューヨークチーズケーキの存在を知って、それを高島屋に買いにでかけたら、焼きあがり時間の前からのすごい行列。そして今までなかった、ニューヨークモダンっていう感じのインテリア。さすが本場ニューヨークのケーキショップだと驚き感動したものです。


ところがネットで検索しても「グラマシーニューヨーク」というケーキショップはNYには存在していません。
なんで、どうして?NYでは大流行しているものがあたかも日本に上陸したようなイメージだったのに?。
NYどころか、国内にもそういった店舗はデパ地下にしかないのです。

つまり、そんなーキショップはこの世にそれまで存在せずに、あらかじめ仕掛けられて登場したものだったのです。
だから、丸信製粉株式会社/株式会社 プレジィール という会社がやっていると知ったときには、

「やられたー!!」と(笑)


スイーツというのは、それそこに歴史があったりこだわりがあったり物語があったりと、夢やロマンや人生を託すもの。

代表取締役  安井健富 氏はこういいます。(以下、株式会社プレジィール より転載)

丸信製粉は90年を越す歴史のもと、おかげさまで今日の順調な発展を見るにいたりました。これも多くの方々の温かいご支援によるものと厚く感謝いたしております。
 私どもは、これまで長年にわたり製粉業を営んでまいりましたが、これはいわば一本の緑豊かな木を育てるに似た仕事だと感じております。小麦粉は幹。そこから麺や菓子、パンといったさまざまな枝が伸び、葉を広げ、大樹として成長していきます。私どもはしっかりとした幹を作るのが仕事。しかし、木は幹だけでは大きくなれません。当社の製粉をご利用いただく多くのお客様と、ともに発展するには何が必要か、それを考え、努力してきた日々と言っても過言ではありません。また私ども自身の枝も順調に伸ばしてまいりました。ギフト商品として発売後、大きな話題を呼んだ「芝安(しばやす)」の麺、(株)プレジィールによる本格的な洋菓子づくり。
 そして今後、さらに新しい分野でも太い枝、葉を繁らせていきたいと考えております。これらの事業は私ども自身が麺や洋菓子などの経験と知恵をより深めるため、自らリスクを負い、しかも成功させることで、より有効なご提案ができるものと信じております。これまで以上に皆様のお役に立てることを、そして信頼いただけることを願ってやみません。


はい。とても立派な会社です。

でも、だったら「こんなにまじめな会社が仕掛けたとても美味しいケーキショップ」といってくれればすごく素敵でかっこいいのに(笑)

デパ地下には、あらゆる商業主義に基づく、あらかじめ作られた、しかけられたブームがあり、地下という不思議な空間で、さまざまなスイーツサバイバルが繰り広げられているわけです。


きまったマニュアルでバイトちゃんが作ろうが、手作りだろうが大量生産だろうが、安全でおいしければむろんそれでいいんだけれど・・・自分もコンビにスイーツも好きだし有りだと思うし、どんどんいろいろ出てきてほしいと思います。

でもそれを、イメージで希少価値や付加価値をあおり、あたかも「大そうな物」と消費者に印象付けて販売するという手法に踊らされないように、「見る眼」をもたないといけない時代なのかもしれませんね・・。

 

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