創業74年という自由が丘の町の誕生とともに発展してきたようなお店。

東郷青児の絵がプリントされた包装紙、ビスケットが敷かれたどっしりと重量感のあるバタークリームのデコレーションケーキ。

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俺のスイーツの原点がここ東京・自由が丘に「モンブラン」。
昭和40年代、もの心がついたときにはすでに父親がいなかった私の誕生日に、叔父がこの包みのケーキをぶら下げてきて祝ってくれたのが今でも脳裏に焼きついています。
だから、このブログ立ち上げてからとりあげたかった・・・30年ぶりぐらい自由が丘のモンブランに足を運んできました(涙)


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モンブランのモンブラン!

実は日本のモンブラン発祥の地がここなのです。
創業者であり製菓職人(あえてパティシエとはいわない・笑)の迫田千万億(ちまお)さんは、登山が趣味でスイスで見たモンブラン峰に感銘を受けて、パリでモンブランという名のメレンゲにスパゲッティみたいなマロンクリームがのったデザートに出会い大感激をされたそう。そしてなんとか日本でもモンブランというケーキを作りたいと、帰国後に和栗を用いて日本人の味覚にあうようにアレンジ。試行錯誤を重ねて完成されたのが、このモンブランなのです!!
モンブラン峰の美しさを表すために白いメレンゲを雪に見立てて、荒々しい山肌を絞ったマロンクリームで表現。

今でこそ、クリのケーキは日本ではモンブランと名乗り沢山の種類が出回ってますが、創業70年来ほとんど変わらず変わらずに作られ、美味しく食べられているのはモンブランのモンブランなのです。


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スポンジは中をくりぬき、そこにクリの甘露煮とぽってりしたカスタードクリーム。その上にバニラクリームがあって、マロンクリームの中は生クリーム。そしてその頂は白いメレンゲ。よくぞこんな風に昭和初期に考えたものです!
美味しいのはもちろんですが、こういう事実を知った上で30年ぶりにあらためて食べると、それはもう「凄い」の一言。
もし関東にお住まいなら、いつか東京に出てこられることがあったなら、有名なパティシエのケーキもステキですか自由が丘モンブランのモンブランを一度食してみてください・・・佇まいは大きな老舗の洋菓子屋さん、カフェもあるので店内で新鮮なモンブランが味わえます。


ところでこのスパゲッティのようなケーキはパスタの国イタリアで15世紀後半に生まれたそうです。
そして長い年月を経て国境を越え、フランスではモンブランと呼ばれるようになりました。
そして20世紀の始めにパリで大ブレーク。それがあのアンジェリーナの「モンブラン」なのです。
ちなみにモンブランとはフランス語で白い山を意味するそうです。
もしイタリアでそのまま発展してたらモンテビアンコという名になっていたかもしれないですね(笑)。

 

モンブラン 440円

その他のモンブラン 情報はスイーツブログでどうぞ。


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自由が丘モンブラン http://www.mont-blanc.jp/

住所 東京都目黒区自由が丘1-29-3
電話番号 03-3723-1181
10:00am-8:00pm 火不定休