プランターの中 -7ページ目

八百万

疲れているはずなのに眠れないのなぜだ。


眠れないからいろいろ退屈しのぎに

思いに耽っていたら以下のような事を思い出した。


去年の秋口。

僕は、仕事の不出来や失恋からぐったりしていた。

ディープ且つ自暴自棄な時だったな。


そんなさなか、僕は

道に落ちていた紙袋を発見し迷うことなく拾った。


不幸のどん底時(とは言え個人レベル)に手にするものは

ひょっとしたら八百万の神がそっとプレゼントを

置いてくれたのかもしれない。ここから幸福をつかむのだ。

そんな風に思った。今から思えばだいぶヤバな状態だ。


袋の中身は大量のエロ本だった。


自慰の神様が独りになった僕に

贈り物を届けてくれた図式だ。

金銭の類だったらよかったのだが

せっかくの頂き物なので、その紙袋を手に

自転車をこいだ。


紙袋は風化していたらしく取っ手の部分が

ほどなくして破け始めた。

これはまずいぞ、と思うよりも早く

紙袋はビリビリに破け大量のエロ本を

交差点の真ん中にぶちまけてしまった。


運よく、道には車がなかったが、

その様子の一部始終を、品の良さそうな

白人中年女性に発見されてしまた。


「OH!NO!アンビリーバボー!!」


本当にこう言われた。お互いにビックリだぜ。女性よ。

幸いにもエロ本であることはまだ気付かれていなかった模様。


大陸育ちの社交性を持つ白人女性は本を

一緒に拾ってくれそうな表情で近づいてきたのだが、

モノがモノだけに、気付かれたらどうなるか分からない。

アメコミの台詞ヨロシク


「YHAAAAAAAAAAA!!!!!」


なんていわれたらどうしていいものやら。

状況を説明できるほど語学に長けていないし。


金切り声から近所の国産女性達が出てきたら

変質者扱いされ警察に突き出されてしまうではないか。

突き出されたらなんて答えればいい?

神様が僕にエロ本を与えてくれたんです、とかか。


僕はさまざまな不幸を想像しながらパニックになるが

それらを必至に回収し


「手伝わなくて、ノー サンキュウ」


と必至に言葉にしたわけだ。

両手には大量のエロ本を抱えながら。

十分に危険人物だが。


今になって思うがこれはきっと自慰の神様ではなく

コメディの神様の仕業だ。

あいつはディフォルメされた不幸を観て大笑いするのだ。


この記事は公開停止中です

この記事は現在公開停止中です。詳細はヘルプページをご確認ください。

SとかMとかの話

呑み会やなんかで、

お前はMっぽいな。目がとろんとしてるし、

しゃべり方もゆっくりだしで、絶対にMだ。


俺はSなんだよね。


とかそう言われるのがとても嫌だ。


その会でイニシアチブというよりも

お前はいじられ役だ、と

決め付けられている気がするからだ。


ま、それはそうと、

先日、SMの巨匠 団 鬼六 大先生の本を読んだ。

本の中で、団鬼六は幼少時代の思い出に

以下のような記憶を発言している。


サディストを自覚したのは幼稚園児の頃。

保母さんを追い回したうえ捕まえて、

服を剥いで、地下の小部屋に監禁する。


小部屋から脱出し裸のまま逃げる保母を

再度捕らえて、今度は鴨居に縛り付ける


ざっとだかこんな感じ。幼稚園児にしてこれだ。

巨匠と呼ばれる人物は、ステージが違う。


SかMか 体の闇がわかる本/団 鬼六

¥1,260
Amazon.co.jp