( * ̄▽ ̄)v- ここからが峡谷の間の遊歩道。広葉樹が多いので晩秋からは落葉して殺風景になってしまうけど、今は青葉が茂ってます。



 木道に入ると眼下にエメラルドグリーンの淵があり、晴天ならもっと鮮やかだけどこれも良し。ここからしばらくは川に下りられません。


 ほんの少ししか登らないけど、遊歩道の序盤に見どころがあるのでそこまでは行く。すぐに見えてくるのは乙女淵で、語源は御留山(尾張藩が伐採を禁じた山)だと思います。低い斜め滝の脇にできた箱型の淵で、その下にも小さな段差と浅い淵がある。両側に岩壁が切り立つ峡谷で、渓流は無数の小滝と淵の集まり。そんな水の森・滝の森なんですね。


( * ̄▽ ̄)v- ここはなかなか日射しが当たらない場所で、曇りなので淵の青みは今ひとつ。淵は底まで透けて見える暗緑色で、ここでは深い方。下りて潜れないのが残念です。


 アカヤシオの咲く頃は淵に落花が流れてきてる時もある。魚影を見た事はないけど、渓流釣り師を見かけた事はありますね。岩魚がいると思います。

       

 少しだけ暗緑色が見える。光を当てる前のアレキサンドライトのような色合いで、他の淵で見られる色の濃淡は殆ど出ません。たまに日射しが当たる時も単色ですね。


 その上には緑の濃淡が出てる淵があり、曇りでも目に鮮やか。水量はそんなに多くない日で、その日によって思わぬところに良い淵ができてたりします。


 沢登りだとこういう箇所も登るかな? ここは沢登りのガイドツアーもやっていて、上の方で出会った事があります。どこからどこまで渓流を遡るのか聞いておけば良かったなぁ。沢登りはある程度の経験とちゃんとした装備が必要なので、私には憧れの世界です。あと渓流釣り師は低山最強と言われますね。いいポイントを求めて滝すら登るそう。登山道じゃないところを行くから、山菜採りと同様に熊に遭遇する確率も高いと思います。


 この日は上まで行かないから、普段あまり気にしない淵も貴重に見えました。乙女淵からほんの少し登ると次のめんぱ淵(碧翆湖)。峡谷のカーブにある楕円形の淵で、ここからだとまだ淵から溢れる水しか見えません。


 少し前までは自然の岩壁だったけど、崩れたのかコンクリートで補修された向かい側。ボルダリング壁のようで、ちょっと凝った表面になりました。


 ありゃ、めんぱ淵に落枝が浸かってるわ? 二の谷登山道は時々 落石で木道が破損して通行止めになります。このくらいの落枝ならいいけど、でかい落石が落ちてきたら嫌だなや。


( * ̄▽ ̄)v- これはこれで落枝がアクセントになってる?めんぱ淵。晴天で日射しがあれば濃いエメラルドグリーンから淡い水色の濃淡が鮮烈ですが、この日は控えめ。けど潜りたくなる色合いでした。


 岩で隠れてるけど上に斜め滝があり、そこから水が注いでます。遊歩道に入ってすぐなので、上まで行かない観光客も来やすいところ。遊歩道終点の男滝までは1時間くらいありますが、淵の広さはここがいちばんかな?

       

 上から見るとこう。岩の隙間の斜め滝も綺麗で、水中に噴き出す細かい泡も美しい。泡が多い時はメロンクリームソーダみたいです。


 さらにその上は小滝群。見ごたえがあり冷たい風が吹いてきます。ここは積雪期だと岩が黒っぽいので墨絵のようになります。今も青葉を写さないとそんな風情すね。


  キャンプ場の辺りと違い、森の中なので森林浴かつ豊富な水気が気持ちいい。濡れた服なので寒いくらいでしたね。今はそれがとても贅沢です。

        

 汗をダラダラ流しつつこの涼しさを懐かしむわたくし。里は体温超えの猛暑ですが、こういう場所と地続きなんだと自分に言い聞かせてますね。今なら飛び込みますキリッ!!