ゆあみ屋さんを出て少しだけ坂を上る。ここは寄り道ポイントで、奥行があり飲食店や土産物店があります。



 どちらかと言えば若い人向けのスポットで、ここも奥に足湯があり若い女の子のグループが入ってました。ずっと前に熊肉料理を出すお店があったけど、今はやってないみたい。


( * ̄▽ ̄)v- そろそろお昼だけど温泉博物館・白鷺の湯・琥珀糖のお菓子は私にとっては豪遊なので、ぐっとこらえる飛騨牛まん。観光地ってちょっと価格設定が高いですよね。


 ここはさるぼぼ(猿の赤ちゃん)神社でいいのだろうか?  飛騨に伝わる抱っこ人形で、安産や子守りりのお守りです。猿=去るに引っかけて厄除けのお守りとも。本来は赤いものですが、いつの間にか風水にちなんで色のバリエーションが増えました。


 スタンダードなのはこう↓  両面宿儺と並ぶ飛騨の守護神だと思います(笑)


 おおこれが温泉むすめの面々か。下呂美月ちゃん以外分からぬわ。ここには巫女さんバージョンの下呂美月ちゃんの等身大パネルもありますです。


( * ̄▽ ̄)v- 温泉街はもっと広いけど、そろそろタイムアップなので路地を抜けて温泉寺方面に向かうわたくし。ところどころにアジサイの植え込みがあり、綺麗なガクアジサイが多かったです。


 八重咲きの装飾花の真ん中に明るい青のラインがひとすじ。面白いですね、色の変化の際にそこだけ残ったのかな?


 大通りの裏に入ると民家との間にふいに飲食店があったりします。ここはうどんと蕎麦のお店のよう。我慢ですキリッ!!


 冠木門が現れた。ここが飛騨街道の湯之島宿の入り口で、このまま進むと温泉寺の下に出ます。


 この上にお寺?があり、修験道の場所のよう。この辺りだと御嶽山の飛騨小坂口を開いた覚明行者の講が主流だと思いますが、葛城山の役小角を奉じるとはちょっとレア。飛鳥時代の呪術者で修験道の始祖と言われます。歩き疲れてきたのと暑くなってきたので上まで行きませんでした。また今度。


 宿場町には必ずある高札場。幕府からのお触れが掲示されていて、中山道でもよく見るけど文面は同じだと思います。江戸時代のお上の通達で、よく読めば地域ごとに違うかも?


 左下に切支丹禁制のお触れがあり、宣教師や信徒、改宗して仏教徒に戻った人やその近親者を通報すればいくら貰えるか書かれてます。仏教徒に戻った人も監視対象だったのですね。飛騨は美濃ほど信徒数は多くなかったけど、切支丹は存在してました。木曽も中山道の奈良井宿に史跡がありますね。上には地域住民が徒党を組むことや逃散する事への罰則も書かれており、一揆や夜逃げへの防止策が採られていたのが分かります。一揆は郡上一揆では藩主の改易まで行ったものだし、逃散は年貢の徴収に直結するから重く見られてたんだなぁと。そろそろ始まるわよね郡上おどり。あそこはずっと郡上一揆を盆躍りで語り継いでます。


 (* ̄O ̄)v- あ、新しいお店ができている。ここが「自家製ゲロゲロバターのお店」で、さっきゆあみ屋さんでフィナンシェを見たところの製造元でした。


 おお牛が足湯に浸かっとる。今思うと入っておけばよかったなぁ。バターミルクの足湯って何か良さそう。若いお客さんで賑わってました。


 魅惑のゲロゲロバターの世界。バターしょうゆってどんな味なんだろう? 店内にはバターよりむしろ香ばしい醤油のかほりが漂ってましたが、それはおこげせんべいの匂いかな。お店ではファーストフードとして焼きバターサンドや焼きバターおにぎりが出ていて、ビスケットやお米のハンバーガーのような感じでした。1つ600円くらいで我慢しますた(涙)   たぶんイートインスペースの奥は黄色一色でした。


 まだまだ誘惑は続く。あー!!萩屋のケイちゃんがお店を出してるー!! 隣の飛騨萩原が製造元の味付鶏肉(鶏ちゃん)のお店で、いろいろあるけど私はここのがいちばん好き。下呂温泉に出店してたとは知りませんでした。


 鶏ちゃんを唐揚げに!! しかも私の好きな味噌味だけでなくおろしポン酢ジュレとか!?・・・しかし待たれよ。野菜と炒める鶏ちゃん1袋がだいたい398円よ? 少しでもお値打ちなスーパーで買ってるわたくしの心にブレーキが(涙)  


 断念した私を癒すガクアジサイ。ああこれは白の縁取りのグラデーションが美しい。歩いていて見つけると嬉しいものでした。


( ; ̄▽ ̄)v- 温泉寺の下まで戻ってきたけど、あ、やっぱり石段は止めとこう。回避して右手の路地から駐車場に戻ります。


 こちらにもお寺の紫陽花の植え込みがあり、ここは白いアナベルと紫と青の大手鞠。短い範囲だったけど温泉街を堪能できました。