( * ̄▽ ̄)v- 山門から出たところにムラサキツユクサ。これは子供の頃 つぼみを指で潰すと紫色の汁が溢れるのでよく遊びました。今思うと無碍な事をしてましたね。



 隣にはちょっと珍しい白花もあり、ほのかに紫色混じりで目を引きました。こちらは花びらが濡れて少し透けて見え、いいものだなと思いました。


 下っていくとアジサイの植込みがありイイ色合い。これは藍色と紫色が混じり合った花で、絶妙ですねぇ。


 涼しげな青花の群れ。蒸し暑い梅雨の癒しになりそう。この日は午前中の気温が17~18℃で過ごしやすかったけど、今はうだってます(涙)


 ガクアジサイの真ん中の両性花のつぼみが可愛らしい。ビーズとか極小の手鞠のようで、ひとつひとつ微妙に色が違うのがイイ。咲くと小さな青い花の群れになります。


  藍色から紫の濃淡が綺麗な品種。両性花は青で、これはちょっと見惚れました。やはりアジサイには雨が似合いますね。


 拡大すると開きはじめの装飾花が蓮のよう。アジサイにもいろんな花があるのだなぁ。その日その時しか見られない姿なので余計に愛おしいですね。


 石段を下りきると地蔵堂があり、この裏手に飛騨屋久兵衛のお墓があります。


 先述の飛騨屋久兵衛について詳しく看板に書かれてますが、支配人の横領事件については省かれてます。屋敷跡は伊納忠敬の測量隊の宿泊地でもあり、蝦夷地の測量の時に飛騨屋久兵衛と面識を持ったよう。伊納忠敬は全国を地道に歩いて測量を繰り返して地図を作った凄い人ですね。


( * ̄▽ ̄)v- ここからは温泉街のそぞろ歩き。マンホールの蓋はゲロゲーロ繋がりのカエルとやはり白鷺。ご当地マンホールの蓋の世界も奥が深そうです。


 飛騨街道の名残り。昔は下呂宿でなく湯島もしくは湯之島宿と呼ばれてました。


( * ̄▽ ̄)v- 温泉街は旅館やホテルや飲食店・お土産屋さんが集まってる箇所を少し外れると民家も多く、複雑に入り組んでます。これは廃旅館をお化け屋敷としてリニューアルした「猟奇館」で、廃墟を生かした制限時間つきの脱出ゲームが楽しめます。私はタイムアウトしましたが、昭和テイストみなぎる不気味な廃ホテルのあちこちにキーワードが隠されていて、それを集めると出口の鍵がゲットできるんだったかな?

 いろんなコースがあり、いちばん怖いのはジェイソンみたいな「殺人鬼」が徘徊するバージョンだったかと。久しぶりに前を通ったら「冒険者ギルド」になっていて、どんな変化があったのだろうか。


(  ̄▽ ̄;)v- 後に「事故物件住みます芸人」の松原タニシさんの本にここが載ってるのに気づいたのは良い思い出。温泉地ならでは?の情痴事件があったそうで、そんな雰囲気でした。たはははは。


 猟奇館があるのは森地区で、そのまま路地を下って湯之島地区に戻る。観光バスの駐車場がある広場にはお約束の顔嵌め看板。昔はよかったと思うけど、今は温泉宿の浴衣姿でそぞろ歩きはダメだったかな?  かつて湯源があった湯ヶ峰は益田川の向こうです。


 これは飛騨街道の宿場町の石灯籠。飛騨の太守・金森長近公が整備したんすね。


 金森長近公は初代高山藩主。生まれは美濃国の多治見市で、美濃国守護の土岐氏の傍流です。織田信秀の代から織田氏に仕え、信長の時代に各地で転戦。信長の死後は豊臣秀吉→徳川家康→秀忠に仕え、飛騨国の領主のイメージが強いですね。美濃佐藤氏と縁戚関係があり、近くの飛騨萩原の諏訪城を姉の夫の佐藤某に任せてました。


( * ̄▽ ̄)v- これは下呂プリンのお店。何年か前まではここがほぼ唯一の若者向けスイーツのお店でしたが、来るたびにお洒落な店が増えてます。思ったより若い観光客が多くて「へえ」と思いましたね。

 その隣にあるのが温泉博物館。ここだけでなく全国各地の温泉に関する展示物があり、鉱物標本もあって面白いです。足湯と足の冷水浴もできます。