(*  ̄▽ ̄)v- 温泉寺の絵馬は紅葉と白鷺と恰幅のよい薬師如来。私の薬師如来のイメージはもっと女性的で流麗ですが、こちらのご本尊はどっしりしてますな。



 本堂正面は「白鷺しか勝たん」というインパクト。五位鷺とも呼ばれますがそれは醍醐天皇が五位の官位を授けたからで、貴族になった鳥なんですね。田舎なのでうちの方でも珍しくなく、今は田んぼや川によく来ます。下呂温泉を象徴する鳥ですね。


 これは何と呼ぶんだろう、重厚な飾りものが美しいですね。ご本尊の薬師如来は距離があってよく見えません。安土桃山時代に修復されたとあり、脇侍の日光菩薩と月光菩薩は安土桃山時代の作だそう。昼も夜も薬師如来の功徳が行き渡るように配されるのだそうです。


 これは薬師如来を称える経典だろうか?


 和紙のぼんぼりに照らされる五色の布がいい雰囲気。清々しい木の香りが漂うような感じです。


 この奥に渡り廊下があり書院に繋がってると思いますが入れるのはここまで。てか何か萌えキャラがいるわー。前に来た時もいたわー。


( ; ̄▽ ̄)v- お寺も柔軟になりましたね。こちらは全国の温泉を擬人化(美少女化)した「温泉むすめ」の下呂美月ちゃん。はわわ系ですな(笑)  ご朱印もこのバージョンがありますです。絶対に全国コンプリートしてる人がいるわよね。


 秋に来ると紅葉が綺麗なようで写真がありました。まだ秋に来た事がないなぁ。だいたい今ごろに来てますね。雨で山や川に行けない時です。


 現代だと問題になるけど、大昔の湯治客の落書きが柱に残ってるんだそう。奉納絵馬を買えない人々が名前や出身地を書き残したのではないかと言われ、今の感覚とは違うよう。湯治となると一泊や二泊ではなかっただろうから、遠方からだとお金もかかりますよね。奉納絵馬の感覚だったみたいです。


 合格祈願のバットは中日ドラゴンズの根尾昂選手つながりかな? 頑張ってほしい。林業の盛んな地域、たとえば中津川市加子母でも大山祇神のお社にでっかいバットが奉納されてたりします。


 みつを系のお言葉もお寺で見ると有難し。なんで居酒屋でよく貼られてるんでしょうねぇ。伝教大師の「一隅照干」をTシャツのバックプリントにしてる居酒屋がありまして、思い切り「いっぴんてりぼし」と読んだのは良い思い出。酔っ払ってました(涙)


 さっき上から見た渡り廊下の格子戸がやはり風情あり。下の池には錦鯉が泳いでます。


 外では寿老人などの像が健康増進アゲアゲしてます。温泉地あるある。


 山門から見下ろす温泉街。益田川の向こうは幸田という地区で、こちら側は湯之島と森地区。こちら側は温泉旅館やホテルと民家が混在してますね。


 右手の塀の向こうにザクロの木があり、濃い朱色の花がたくさん咲いてました。そろそろノウゼンカズラも咲き始めたけど、これは初夏に咲く鮮やかな色の花。雨露に濡れて涼んでるようでした。


 左側には鐘突堂。雨の中でモノクロの色調になってました。


 石段は173段あり、帰りは回避しよう(涙)  ここから湯之島地区に下りていきます。