( * ̄▽ ̄)v- さらに県道81号(美濃洞戸線)から58号(関金山線)に入って関市の武儀地域へ。帰りはどんどん暑くなってきたので市街地を避け、津保川沿いに走りました。


 あと少しで加茂郡七宗町に入るところに「お宮の清水」がある。ここは関市中之保の温井地区で、白鬚神社にきれいな湧き水があります。そんなに多くないけど隠れたアジサイの穴場で、境内の周りにいろんなアジサイが咲くところ。駐車場に涼やかな白い花が咲いてました。



 これは七段花という品種かな? 白と淡紫の花があり、木陰でひっそり咲く風情がイイ。日が当たるところはぐったりしてましたが、こちら側は木陰で水気もあるのでみずみずしい。奥の湧き水は農業用水にもなっていて、二手に分かれて田んぼを経て津保川に注いでます。


 大きな杉の木の向こうに白鬚神社。奥の山は「不伐百年の森」になっていて森林の再生と保護をしているよう。山県市の美山地域や関市の板取地域は杉が名産で、この辺りまでそうだったのかも。山は道はあるけど登山向けの山ではなさそうです。


 拝殿と本殿の裏に「お宮の清水」。ここが手水舎も兼ねてるようで、柄杓が置いてあります。秋は水面に秋海棠の花が垂れかかり、紅葉も映えるところ。「モネの池」は根道神社の溜め池ですがそれのもっとこじんまりした感じです。


 水源はよく分からないそうですが、県の名水五十選に入る綺麗で冷たい水がこんこんと湧いてます。今は飲用には適さないそうですが、昔は火傷や切り傷に効くと重宝されたそう。関市は観光ポイントにQRコードつきの看板を設置してて、まだコンプリートしてないすね。地区名に乙亀とか浦島太郎伝説にちなむような所があり、竜宮という場所もあるそうな。どこやねん。


 この紅葉の下から水が湧いてます。山から下ってくる伏流水のようで、山の中に沢があるのかな? とても冷たい水で、地中から来てるような気がします。


 日陰なので暗くなってるけど透明度も高い。注ぐ津保川はそんなに透明度は高くないけど、山から下ってくる水は澄んでます。


 何年か前に来た時は折れてしまった青紅葉の枝を沈めてあり、水中花ならぬ水中紅葉がきれいでした。小さな池だけどほっとするスポットすね。


 光の加減で水鏡にもなるけどこの日は上の木立が少し映ってるくらい。川シューズのままだったので柄杓で水をすくって足を冷やしました。さすがにお宮の池には入れませんキリッ!!  やはり暑い日は足を冷やすと楽ですね。タオルを湿らせて首の周りにも巻きました。湧き水っていいなぁ。


 池の端では可愛らしいセギ板で流れ出す水量を調節しています。簡易的な水門で、郡上八幡の町の中でよく見ます。水路が巡らされてて、こういうセギ板で水量を調節してるんすね。こちらの地域では珍しいものです。ここで水が二手に分かれて集落と水田に向かってます。


 セギ板の向こうにはヒメジョオンがいっぱい。暑かったけど下に水が流れてて、木陰が涼しげに見えました。


 その上の斜面にはユキノシタがたくさん咲いていた。斜面を埋めるくらいあり、斜めに射す木洩れ日に光ってました。花が多くて花に見えないくらい。これも水辺に映えますね。


(* ̄O ̄)v- これは何の花だろう? 1輪だけシロツメクサの花が咲いてるのかと思ったら葉が違うわ? ひゅるりと伸びた細い茎の上に、宙に浮かぶような花がありました。


 花を拡大するとこう。シロツメクサに似た花で検索すると、アカツメクサという花に白花もあるそうでそれかな?と思うけど、アカツメクサは花の周りに葉がつくみたい。シロツメクサにしてはひとつひとつの花がちょっと大きめで、初めて見るなぁと思いました。


 拝殿や本殿の方に光の道ができてました。大きなイチョウの木もあり、秋の晴天はとても綺麗です。今は日当たりのよいところはひたすら暑いすね。


 駐車場に戻る時に見た南天のつぼみ。今はあちこちで見られますが、これは開花が遅いのですね。もう2週間くらいつぼみしか見てません。ここもまだなのかと小一時間。


 さっき下から見上げた白いガクアジサイ。上から見ると日射しも当たってて、ギリギリ萎れずに保ってました。この2日ほど後は久しぶりにまとまった雨が降ったので、あちこちのアジサイが元気になりました。ほんとに梅雨が来ませんねぇ。