( * ̄▽ ̄)v- 今週は公私ともにちょっとハードで、昨日は「ジブンヲトキハナツ!」と意気込んだ流れ旅。心身の禊ぎに山県市の神崎川に行ってきました。ここは「神崎ブルー」と呼ばれる青みの強い清流で、石灰岩帯のため川底に白い砂利が多いです。




 ここは美山地域というところで、川沿いには舟伏山や日永岳の登山口への入り口もあります。神崎地区に入るとグリーンプラザみやまというキャンプ場があり、これが観光案内板。ここは集落の中ですがもう川が美しい。キャンプ場はたぶん予約してないと入れないので、案内板のそばを少し見てみました。


( * ̄▽ ̄)v- 関市洞戸から山県市に入る国道418号もアジサイロードで、あちこちで開花してました。ここは色とりどりで朝のひんやりした空気の中でとても爽やか。晴天ではないけど日射しもありました。


 アジサイの向こうに神崎の集落と、浅くて透明度の高い川が見えます。すぐ下りられるのが羨ましい。普通は集落のそばの川は生活排水で汚れるけど、ここはどうしてるんだ?と思うほどの清流です。ここから道幅が狭くなり、ダンプカーが行き来するので気合いを入れます。少し先に美山鉱山というドロマイト(苦灰石)鉱山があり、そこからダンプが来るんすね。石灰岩の中のカルシウムがマグネシウムに置き換わった鉱物で、製鉄の材料や肥料に使われるのだそうです。


 初めて来た時は涙目だったけど、ダンプカーとのすれ違いを何度かこなして奥まで進む。途中に「円原の伏流水」がある円原地区に続く分岐がありますが、土砂崩れでもう何年も前から車は通行止めになっててこの日もまだでした。先日  関市洞戸から山県市の「窯ヶ滝」に行きましたが、もとはそちらから円原地区に行けたけどそっちも通行止め。なかなか復旧しないみたいです。

( * ̄▽ ̄)v- そして分岐の先へしばらく走ると、林道の脇に「ごろごろの滝」という滝がある。ブロ友さんに教えて頂いた場所で、滝を通りすぎたところの橋のたもとに駐車スペースがあるのでそこから川シューズに履き替えます。集落からは少し離れた渓流で、橋から見下ろすとうははいい水量。ここは浅めでところどころに少し深い箇所があり、浅ければ水は透明。深めだと澄んだ青みが美しいです。


 うむ、よい日射し。ここは標高はそんなに高くないのに嘘のような清流で、水中の石に苔が殆どありません。中津川市の付知峡に並ぶSS級の美しさで、水温もとても冷たいです。長良川の源流域のひとつで、下流で武儀川に合流して長良川に注ぐ川。これからは渓流釣りの人がよくいるのと、下流域ではそろそろ鮎釣りも解禁になりますね。うちの方では今月末。また川に長い鮎竿が光る季節になりますなぁ。


 ほんの少し林道を引き返すと「ごろごろの滝」。ここは下りられるようになっていて、すぐに滝の近くまで行けます。


 検索すると落差15mの直瀑とありますが、落とし口の下に段がありそこから二筋に分かれてる。滝つぼはなく浅めの渓流に直接流れ落ちる滝で、滝の下は砂利になってます。朝の9時くらいだけどいい感じに日射しが来てて、滝が光ってました。


 川原に下りる階段の脇には小さな黄色い花が咲いてました。これは何だろう?


 下りると極楽。川風が涼しくて水気たっぷり。岩と砂利の歩きやすい川原です。


( * ̄▽ ̄)v- 少し踏み込むとほのかな青みのある透明な水の層にうっとり。もう少し下流には丸くて白い小石が多くなりますが、この辺りはいろんな色の砂利底です。


 水は冷たいのにオタマジャクシおるがや。冷たい渓流に棲むナガレタゴガエルのオタマジャクシだろうか? 付知峡のはもっと大きいです。田んぼの横のぬるい川育ちなので、初めて見た時は衝撃でした。根性あるなぁ・・・


 川の真ん中はこれでもけっこう深いのでここから滝の真下には行けませんが、ちょっと下流から攻めてみる。この辺りは足首までの深さで、岩を乗り越えるところもあるけど滑らないので安心です。


 よく見ると落とし口の下からあと二筋分岐している。主滝はいちばん右側で水がほとばしる感じ、左側は岩壁を伝い落ちる感じで高さがあるから風情がいい。名前の由来は下に岩がゴロゴロしてるからかな?


 林道脇なので見やすいのが何より有り難いのと、川原に下りやすいのが良い滝です。周りはとても静かで空気も澄んでいて、人里近いのに深山幽谷テイストがあるのが素敵すね。