(*  ̄▽ ̄)v- この日は川に下りなかったので時間に余裕があり、いつもは通りすぎる場所を少し歩いてみました。モネの池から少しだけ板取川を遡ると小瀬見という地区で国道に橋がありますが、その小瀬見橋を渡ったところで車を停めて橋まで戻る。ここは晴天だと通りすがりに綺麗な川面が見えるところです。




橋のたもとからモネの池方面を眺める。奥の方にダムがあり、ここはダム湖のようになってますが深さはあまり無く、普段は底まで透けて見えます。うーんやっぱり増水してて底が見えない。光量も今ひとつでした。


 ウツギの咲く岸辺を見下ろすとモスグリーンの水の下に岩が見える。ここは泳ぐには深いけど、車で通りかかる時にいつも「入りたいなぁ」と感じます。


 普段はもっと透けてるけど増水して少し濁ってるので飛騨川のよう。また晴天に来てみよう。


 国道沿いのアジサイロードはまだこれくらい。淡い水色のアジサイがいちばん早く色づくようですね。今はいろんな花があるけど、ここはスタンダードなアジサイの街道です。 


(*  ̄▽ ̄)v- スイカズラもたくさん咲いていて、これは花が白い方。不思議な形の花ですね。夕方から甘い香りがするそうです。


 橋の上流には下りられる場所があり、ここは鮎釣りのポイントかも。増水してますが浅めの岩底で、透明度が少し上がってました。普段はもっとクリアです。


 山から来る水には堰が設けられていて、段差のところに青みが見えてイイ感じ。あの奥には良さげな沢のかほりがしますね。滝もあるんじゃなかろうか。


 板取川は川沿いのガードが固く、キャンプ場や鮎料理屋さん以外に駐車できそうなところが殆ど無いです。鮎釣りや川遊びのシーズンは民家の空き地が1日千円くらいの駐車場になり釣り人専用の駐車スペースも現れるけど、シーズンオフは停められないようになってます。水難事故が多いので文字通りの水際対策なんじゃないかな? 良さげなところは沢山あるけど、停められないなぁと思いつつ引き返し。まだ時間があったので、洞戸地域の高賀渓谷に寄りました。

 国道256号沿いに大きな看板と茶色い新高賀橋があり、そこを渡ると高賀渓谷への入り口。これは新高賀橋から見下ろす板取川で、高賀川との合流点になります。こちらは上流側。


 こちらは下流側。ここも普段はもっと水量が少なく、これからは鮎釣りのポイントになります。板取川沿いには釣り人用の入川口が無数にあり、シーズンに下りてみた事がある。全体的に浅いところですが川底の石に苔が生えてて滑るので川遊びには向かないところですね。


 そこからすぐ先に高賀神社の遥拝所があり、地下深くから汲み上げた「高賀のご神水」が汲める神水庵が併設されてます。駐車場の向かいに紅白咲き分けのハコネウツギが咲いていて、雨露に濡れて鮮やかでした。



 花は少し大きめで、濃いピンク色から淡いピンク。そして白に咲き分けます。たくさん咲いてると華やか。ウツギと呼びますがスイカズラ科で、花は白から赤に変化するとか。不思議ですね。


 ここが駐車場。川遊びと釣り人は停めてはいけない場所で、空いたコーヒーの缶に初穂料100円でご神水を汲みました。高賀山の中なら無料ですキリッ!!  ここはいつ来ても大勢の人が大きなポリタンクに水を汲んでいて、どうするんだろう?と不思議です。人体の浸透圧に近い水質で、「高賀の森水」として販売もされてます。冷たくて美味しいすね。


 ここが高賀渓谷の入り口で、4km先に高賀神社と円空記念館があり、そこから林道を少し上ると登山口がある。登山口の駐車場はけっこう広いすね。標高1224mで私が最初に登った1000m台の山。中濃地域最高峰で、美濃市の瓢ヶ岳・今淵ヶ岳と合わせて高賀三山と呼ばれます。平安時代に藤原高光の鬼退治の伝説があり、その時に建てられた高賀神社を中心に美濃市・郡上市にかけて点在する「高賀六社」で修験道が盛んでした。1日で全部回る荒行もあったそう。
 駐車場の案内板の後ろにユキノシタの花がたくさん咲いてたので近づいたら、あっ!上の方に今年お初のコアジサイを見つけました。淡い青紫の山のアジサイで、装飾花のひとつひとつが細かくて線香花火のよう。うーん近寄れぬ、これからはあちこちで見られるからいいかー。


 ここが遥拝所。高賀神社までは行かないので、ここでお詣りしてきました。