(*  ̄▽ ̄)v- 先日の半日流れ旅は関市板取へ。小雨の日だったので川はお預けですが、こちらにはこの時期見どころがある。国道256号線で洞戸から板取に入るあたりに綺麗なヤマボウシの並木があり、停車して見てきました。



 ハナミズキ科だけどハナミズキより開花は遅め。白い花びらに見えるのは総苞片で、花は中央の薄緑色の部分なんですって。実はハナミズキには毒があるどヤマボウシは食べられるそう。マンゴーのような味だそうで、一度食べてみたし。これも初夏らしい爽やかな花ですね。


 これからはこの国道沿いにアジサイがたくさん咲きますが、ここではまだつぼみ。梅雨入りの気配ですね。まだ青くてみずみずしかったです。


 この辺りが洞戸高見という地区で、洞戸鉱山があった地域です。どこから山に分け入るのか分かりませんが、そこから流れてきた柘榴石が板取川の川原でも見つけられるよう。宝飾品のガーネットのように赤いものは稀少で、黒っぽい結晶みたいすね。素養がないけどいつかそれも探してみたいです。

 すぐ横に須原神社があり、美濃市にある洲原神社の方が有名ですが、白山信仰のお宮です。美濃市の洲原神社が泰澄の美濃禅定道の美濃馬場の前宮にあたり、白山神社とは冠してませんがシラヤマヒメを祀る神社。今は伊邪那岐命と伊邪那美命、あとは大穴牟遅命を祭神としています。けど今もここには白山神を迎え、送るお祭りがあるのだとか。この辺りは御嶽信仰より古い白山信仰の影響が強い地域なんですね。


 そこから程なくして板取地域の白谷地区に到着。洞戸の「岩門の滝」があるのは黒谷地区で、こちらは白谷。何でも謂れは泰澄が行基作の十一面観音を置いてお寺を建てた時、谷あいから白砂が湧いたため白谷と名づけたそう。石英質の白砂が、高賀山の伏流水に乗って流されてくるみたいです。


( * ̄▽ ̄)v- 先日初潜りしたすぎの子キャンプ場よりちょっと手前で、ここはいつ来ても観光客がいます。根道神社というお宮の池がモネの「睡蓮」のようだと動画がバズったのはもう何年も前ですが、未だ人出が絶えないのが凄い。もともとは莫奈池という名前があったようだけど、今は「名もなき池」。モネの池というのは愛称?です。

↓ここから先の板取地域の観光案内。蕪山の登山口がある21世紀の森は「株杉の森」が凄いし、その先には板取川温泉や川浦渓谷も。関市は大きなV字型をしており、板取地域は隣の郡上市に近いところです。


( * ̄▽ ̄)v- モネの池の駐車場にはもう朝顔が咲いてました。梅雨入りは6月半ば以降との事ですが、それが終わったらまた酷暑だなぁ。


 アジサイロードはまだポツポツとしか開花しておらず、ここでやっと水色の花を発見。アジサイも咲きはじめがみずみずしくて好きです。


 このくらいの色合いがいいっすね。やはりアジサイには雨がよく似合う。この駐車場にはネムの木もあり、もう少し経つと夢のような花が咲きます。赤い鳥の尾羽のようで見つけると嬉しい。板取川沿いでちらほらと見かけます。


 駐車場の裏に橋があり、その下が白谷地区の遊泳場。地元の子供さんが夏休みに来られるように駐輪場もあり、若い男女がウェーイしてる事もある。この日は大雨から3日後で、水に青みはあるけど増水してました。そろそろ花期が終わる白いウツギの向こうにエメラルドブルー。さまざまな緑色の揃い踏みでした。


 橋の下は砂浜ですが、少し上流側は大きな岩が連なる川原です。ここの岩は白っぽくて平らなのが特徴で、もう少し上流のすぎの子キャンプ場の川原の岩とはまったく違う。そんなに離れてないのに不思議です。


 これでも少し水が引いてきたところだと思うけど、普段はもっと水量は少なく砂利の中洲ができてます。うっすらと底が見えますが、いつもはもっと透明度が高いすね。まだ少し白い濁りがありました。


 ここにも赤いイワツツジが咲くのですがまだ見えず。そんなに深くないけどこれは潜れんなぁ。てか朝の9時なので入るのは論外。そして見た目より流れは速いですキリッ!!


 川原へは鬱蒼とした林の中を通る道がありますが、小雨なのでこの日は断念。モネの池のある根道神社は国道を渡った先にあり、わたるとまずは目につく板取キャンプ場の極上の淵。ここまで行けば透明度がさらに上がります。ここは予約してないと入れないんすよね、それが残念。

 看板の下にはキリンソウが咲いていて、黄色い星の群れのよう。民家の庭でも見かけますが、これも私の好きな花です。