(*  ̄▽ ̄)v- この日のシメは関市洞戸の花の森公園。国道256号で板取川に沿って下る途中に看板があり、少しだけ林道を上ると数台停められる駐車場があります。その向かい側に小滝があり、この沢がいちばん奥の「岩門の滝」まで続いてる。そこは不動明王が祀られていて、遊歩道は参道でもあります。



 この駐車場の小滝は左手から少しだけ登れるようになっていて、昔はもっと上まで道があったようですが今は荒れていて、岩門の滝までは右手の新しい遊歩道で行きます。ここは小滝の脇に水神碑があり、この小滝の上は岩のひしめく急傾斜です。小滝の下に白い落花が溜まってて、小さな花いかだになってました。


( * ̄▽ ̄)v- これもハクウンボクの花。道にたくさん落ちていて、見上げても咲いてる花は見えなかったのでここでは花期は終わりかな。ここは春先に道端に白いミヤマカタバミがたくさん咲き、岩門の滝のそばには黄色いキリンソウの花も多いです。またここで花をひとつ拾って香りをクンカクンカしました。白粉のようなかほりです。


 夏は百日紅の花も咲きますが、今は青葉がメインで少しだけ年中赤い紅葉もあり。鳥居をくぐって参道に入ります。


 ここは黒谷地区というところで、大昔は修験道の行場だったそう。高賀山が神仏習合だった時代に修験者が行場を求めて定めた場所のひとつで、今は通行止めですが大きな岩門の下に滝行の場があります。モネの池があるのは白谷地区で、その奥の高見というところに洞戸鉱山があり、そこで働く人々が後にここに不動明王を祀ったそう。洞戸鉱山跡も鉱物好きの方がよくいかれるところで、ズリから透輝石や柘榴石が見つかるみたい。沢を下った板取川の川原でも採れるそうです。鉱山跡はやはりヒルの巣窟みたいすね。ここも高温多湿になる地域なので、そら居るわ(涙)


 私はここではあまり奥まで行かない。参道の登り始めの無名瀑の方が見ごたえがあって好きですね。行場だった岩門の滝では、気のせいかもしれないけど背後から男性の声で「おい」と呼びかけられて誰もいなかった事があり、それからはあまり行かなくなりました。その時はお賽銭をあげていなかったのでマッハでいきました(涙)  滝のそばと上に不動明王が祀られていて、上はお社だけど別の日には犬の鳴き声がしたり、ちょっと奇妙なことがありました。

 参道を少し登ると無名瀑の上部が見えてきて、ここから下りられます。ヒルが靴に登ってきた事があるので要注意。


 上部はなだらかな一枚岩で、そこを浅く流れ落ちる斜め滝。木洩れ日がまだらに落ちていて、正午ごろだったので明暗がくっきりしてました。


 下りていくと積み重なる大岩から流れ落ちる段瀑になる。山奥ではないけど深山幽谷テイストのある立派な滝で、上部も合わせると落差は20mくらいかな? 滝つぼはなく下は浅い2段の淵になっていて、もっと近づけます。


 前の沢は浅いので、渡って左側からも見られる。水はすごく冷たいって感じではないですが、近づくとしぶきが気持ちいいすね。岩門の滝は落差は同じくらいですが、もっと細くて端正な直瀑です。


( * ̄▽ ̄)v- 私はこちらの方がダイナミックで好き。ドーンと積み重なる岩から水が伝い落ちる感じがいいし、下の方で勢いよくほとばしるのも良し。道までの登り下りは蒸し暑いけど、この下段は水を浴びるのにもってこい。ここが滝行の場でもおかしくないように感じますね。


 真下から見上げると迫力あり。鬱蒼とした森の中のオアシスです。滝登りの人はこういうところを登るんでしょうね。私には無理だけど気持ちよさそうです。


 上の方で分岐した流れがここで二筋になる。片方には日が当たってて、もう片方は影に沈む感じが対照的でした。


 ここもよく動画を録るところ。上の方は青葉が爽やかで、晴天で木洩れ日がよく落ちる季節が美しいです。

       

 下にはもう一段低い段差があり、水が弾けて落ちる様子も見飽きない。うまく撮れないけどキラキラ光ってます。


 滝の下はこうなってて、水は狭い急傾斜を下って駐車場前の小滝に続いてます。洞戸鉱山付近も検索するとこんな感じで、ヒルがいない時期に一度行ってみたいすね。


 この日は滝の下の段差が白光して眩しいくらいでした。ここは曇りだと薄暗いくらいだけど、明暗のコントラストが鮮烈になるのはこれからです。一昨日は豪雨だったのでどうなってるかな? 水量の多い時に来た事がないので分かりませんが、滝全体が白く見えるかもですね。


( * ̄▽ ̄)v- そしたら滝全体が白光するかも。それもいつか見てみたいです。