( * ̄▽ ̄)v- これは再々放送かもしれないけど、今日の流れ旅のきっかけになった「アドベンチャー魂」より。火曜日だったかな? 夜中にふと目を覚ましたら、嬉しいことに岐阜県山県市の洞窟探検の回をやってました。


 案内人はもちろん「洞窟王」こと吉田勝次氏。山県市では地底湖のある鍾乳洞(観光洞ではない)のガイドツアーを主催してて、参加してみたいけど自信がないのでテレビで紹介してくれるととても嬉しい。番組で挑んでいたのは元・スノーボードクロスの日本代表の岩垂かれんさん。可愛いなぁ、何だか洞窟ホラーのワンシーンみたい。



 山県市の地底湖は時々ローカルニュースで紹介されますが、だいたいの地図を見たのは初めてでした。たぶん全域図でなく探査済みのルートじゃないのかな?  山県市は隣の郡上市と同様に石灰岩が多い地域で、観光洞を含めた県下35ヶ所の洞窟のうち郡上八幡町が12ヶ所、山県市が10ヶ所で大半を占めてます。


(* ̄ー ̄)v- ここは素人が行って事故が起こるのを防ぐためかテレビでは詳しい場所は伏せられていて、この番組では珍しく「山県市」までは紹介してました。以前 山県市の神崎川に行った時、美山地区の九合洞窟(鍾乳洞の開口部)から出土した遺物を見せて下さるお宅で「円原の伏流水のそば」と聞いたのですが、今はそこは道が崩れてて通行止めなんすよね。きっと山の奥に洞窟の入り口があるんだろうと思ってました。

 けどケイビングのガイドツアーの記事をネットで読むと山県市の柿野という地区らしく、そこには柿野川という清流があるそうな。神崎川の上流にある円原地区じゃないのか?と思って今日行ってみましたが、今は通行止めだけど円原の伏流水まで道が繋がっているそうで、なるほどと思いました。

 ここは珊瑚洞という洞窟かもしれない。もしそうなら民家の裏(裏山?)に開口部があるそうで、なら詳しい所在地を伏せるのはそうかなと。民家の敷地に観光洞があるのは郡上市の郡上鍾乳洞ですが、ここはそこよりももっともっと深くて複雑そうでした。


 サラリと命に関わる助言をする吉田勝次氏。郡上市や山県市の鍾乳洞は地底深くまで蟻の巣穴のように伸びる多層構造の迷路になっていて、郡上市の大規模洞にも未開洞があります。山県市は入り口だけ見られる九合洞窟の他に観光洞は無く、ガチ勢やその引率のガイドツアーでしか行けないんすよね。狭くて冠水してる箇所が多く、ひとつ間違えたら帰れないような鍾乳洞でした。


 ああこれは鍾乳石だな。水中を這ってくぐり抜ける岩垂さんの美貌がやはり洞窟ホラー。水面に映る顔が違う表情になってたらホラー的にたまりませんね。1人多かったりしたらさらに完璧。


 洞窟内は浸水してて行けない箇所もあり、1泊して仕切り直してました。インナーは着替えるけどツナギ服は乾かせないそうで、ケイビングは過酷だなぁ。足だけはベビーパウダーで乾かさないと「塹壕足」になり歩けなくなるとクレイジージャーニーで言ってました。


 洞窟内では環境を守るために排泄物も持ち帰るそう。調理のための水は現地調達で、藤岡弘探検隊は「コウモリの糞が混じってるからダメ」と言ってたけどいいのかそれは。石灰岩に濾された水は透明度が高くて冷たいですね。その水で野菜を冷やしたりご飯を炊くという郡上鍾乳洞のオーナーさんがすごく羨ましい。夏は天然のクーラーで、草取りとかしてて暑さにうだるとすぐに涼めるんですって。本当にお宅のすぐ裏で、真夏に行く極楽です。


 ディナーは伝統の洞窟鍋。何でも入れますね(笑)  うどんが入らないのが不思議だけど、冷たい地下水で冷えきった体にしみ渡るんですって。


 吉田氏の拠点は愛知県一宮市だったと思いますが、やはり赤味噌なのか。赤く見えるのは唐辛子でなく紅生姜で、どんな味なのかな? 美味しそう。


 洞窟の中だと1度眠るとなかなか自然に目が覚めないそう。自然光がないと体が起床モードに入りにくいんですって。「まずは食事でいろいろリセットする」と吉田氏が語ってました。食は大切よね。


 湿気を避けて寝袋におさまって眠る岩垂さんが梱包された何かのよう。アスリートだけどジャンルの違う洞窟探検はきっと疲れるだろうなぁ。でも羨ましいと思いました。


 翌日はいよいよゴールの地底湖へ。ちょっと待ってかなり深く下りるやん!? 下りる先の暗闇が怖い。何か潜んでそうですよね。


 下りたばかりだと真っ暗闇ですが、照明を当てると嘘のように青い湖がありました。うわあ美しい、こんな場所があるんだなあ・・・・・


 これは石灰岩の岩底だろうか。底だけ岩が白いのかな?  透明度が高くて底までくっきり見える。深さはけっこうありそうですね。


 影ができるところとのコントラストが美しい。石灰岩が水に浸食されて洞窟になり、地底の川や湖が生まれたんですね。1度行ってみたいけど無理だなー・・・・・


 簡単に行けない場所だからこその美しさですね。普段暮らしてる場所がこういう場所と地続きだと思うと少し嬉しいかも。