淡いライトグリーンの中に入っていく前に、この階段の脇にはちょっと撮りづらい斜め滝があります。階段で隠れてしまうのが勿体ないなといつも思う。



 手すりから覗きこむとこう。落差数mの斜め滝が狭いウォータースライダーみたいに流れ落ちていて見ごたえがあります。


 滝つぼは深くなく、煙水晶のような色でした。白いしぶきに日射しが当たって、しぶきにも白の濃淡が出るのが何かイイ。ここは上から見るのも面白いです。


 上から見ると白い竜が下っていくみたい。その日の水量と日射しによって違いますが、淡いエメラルドグリーンがくっきり見えるとさらに綺麗すね。


 斜め滝の上部には水がすだれのような段差がありとても涼しげ。ここは青葉が垂れかかるので今の時期は爽やかです。


( * ̄▽ ̄)v- うん爽やか。夏の濃い緑も良いけれど、滝のしぶきには新緑がよく似合います。マイナスイオン出てます出てます。


 そこを上りきるとベンチがあり、橋を渡って対岸の階段をまた上ります。ここは新緑の日覆いがあって快適で、向かいには小滝と深めの淵がある。新緑がいいっすなぁ。


 遊歩道の終点までは1.5km弱。橋を渡ったところに屏風岩がそびえてますが、今は青葉が茂っててよく見えません。


 屏風岩どこやねん(笑)  ここは早春だとトサミズキの花が咲くところで、さすがにもう花期は終わってました。アカヤシオもこの辺りから見えるけど、それも終わったようでした。


 めんぱ淵より少し小さく、けど深さはもっとある淵を見下ろしながら階段に向かう。ここでは渓流釣りの人を見かけた事がありました。岩魚がいるのかな? ここで魚影を見たことはないですね。


 こちらは渇れ沢で、雨が降ると水が下ってくるところ。このジュラ紀のようなシダは何という種類だろう。水気のある沢筋でよく見ます。恐竜が歩いてても違和感なさげ。


┏( ; ̄▽ ̄)┓さあ今日も行くわよ心臓破り。遊歩道最初の難所がこの階段です。木道もそうですが階段も湿気が多いので滑りやすいし、積雪期には最後の8段ほどを落ちました(涙)  残雪期はこの一段ずつに凍った雪がカマボコのように載っており、アイゼンが要ると思います。ここは止まらず一気に上る誓いを立ててましたが今回は止め、途中でひと息つきました。私も老いたわ・・・・・・


 上りきってゼエハアと呼吸を整える。そこからはしばし平坦になっていて、対岸の「ねじれ滝」が臨めます。青葉が茂ってくると滝が見づらくなりますが、ウォータースライダーみたいでこれも涼しげ。落差8mとありますがもっとあるはず。たぶんねじれの下の直瀑部分が8mで、全体は10m以上あると思います。


 その先で木道がいったん途切れ、そこからシャクナゲ群生地に入ります。シャクナゲはここから頂上にかけてあちこちで見られますが、長い群生地がここ。付知峡の不動滝森林公園より少し遅めに咲きますが、うーんともう遅いかな? ぱっと見だと花は見えないなぁ。


( * ̄▽ ̄)v- あ、あったあった! 時期的には少し遅かったみたいですが、よく見ると淡いピンクの花が咲いてました。新緑とのコントラストもええのぉー。


 ここではこのピンク色の花がいちばん多いです。いちど赤い花も見たかな? 自生の花を見つけるとやはり嬉しかったですね。


 少し高いところだったのでうまく撮れませんでしたがつぼみもあり、もう少しの間楽しめそう。今年は何とか間に合いました。