( * ̄▽ ̄)v- 東白川村つちのこ館の向かいに咲いてた白いウツギ。



 その隣にはピンク色のヤブウツギ。今は国道の法面によく咲いてますが、撮ろうと思うとなかなか良い場所がなし。でもさすがは聖地・東白川村。微妙に種類が違うウツギの揃い踏みを近くで見られました。


 この日は久しぶりに中津川市加子母の乙女渓谷へ。ひと月ほど前に行こうとしたら登山道の修復中で入り口からもう行けず、そろそろ大丈夫かなと。東白川村経由で中津川市に入るとあちこちでヒトツバタゴの花が満開で、乙女渓谷に続く小郷という地区では鮮やかなレンゲツツジが見えました。民家の敷地なので撮れなかったけど、そこで見たのは初めてで「わあ!」と感嘆しましたね。何度も通ってるけど、まだまだ新しい発見がありました。

( * ̄▽ ̄)v- 朝9時に乙女渓谷キャンプ場に到着。キャンプ場はまだ開いてませんが駐車場にはもう1台停まってて、小秀山に登った方がいたもよう。阿寺山地最高峰(1982m)で、登山道はこのキャンプ場から始まる二の谷登山道と、ここから2km先に登り口がある三の谷登山道。長野県側からも登れるみたいすね。


 キャンプ場の管理棟の前に大山祇神を祀る大山神神社があり、下からお詣り。すべての山の神で修験道と言うより林業の山によく祀られてる気がします。祠にはミニチュアの斧やノコギリや陽物が奉納されていて、山仕事の安全祈願をされてるようです。三の谷登山道に至る林道には車止めゲートがあり、松本ナンバーの営林署の車が開けて通ってるのを見た事があります。県境に近いんすね。


 まだシーズンオフの管理棟。ここから川の両側にバンガロー群があり、夏はキャンプのお客が多いです。小秀山の登山者や渓流沿いの遊歩道を往復するハイカーは、ここで登山届と駐車料金の500円をポストに入れるようになってます。


 それを済ませて二の谷登山道へ。ここから1時間ほどかかる夫婦滝(男滝)までは軽装可の遊歩道で、そこからはガチ勢の登山道になります。この日はガチ勢の領域の子滝と孫滝まで行きたかったけど、時間が足りないのと腰の調子を考えて男滝までゆっくり行く事にしました。


( * ̄▽ ̄)v- おお渓流が美しい。これは三の谷方面からの流れで、そちらだと登り口よりずっと手前で道が渓流から離れます。三の谷登山道は岩場の登り下りがない安全な山道で、その代わり単調な山道がかなり長く続きます。二の谷は渓流沿いで起伏も豊かで景色が良いですが、岩場が多いので下山は三の谷が推奨されてます。 


 橋を渡ると二の谷からの流れとの合流点。ここは泳げるほどの深さはないですが、深くても膝上くらいの渓流がとても綺麗です。ここでもう標高は900mくらいで、夏でも夜は冷えると思います。低山登りを始める前はここまでよく来てましたね。


 三の谷から来る流れ。水はとても冷たくて、ここに至るまでの川沿いでは渓流釣りの人も見かけます。近くの付知峡と違って底の石に苔があるけど、バンガロー群の間の渓流には生えておらず、素足で踏み込むと気持ちいいすね。


 二の谷登山道の広域図。数回登頂しましたが、私の足では登りに5時間、下りに3時間半くらいすね。遊歩道終点の夫婦滝までならまだ心身ともに余裕があるけど、そこからは苦行モードです。標高1850m地点の兜岩からは急登が無く消化試合みたいな感覚ですが、そこまではしんどいすね。上の方にはGW明けでも残雪があり、樹林帯では膝まで埋まるくらいの時もあります。


( * ̄▽ ̄)v- 低山登りを始めた頃は「登頂するなら夫婦滝までは1時間で行け」とネットで見て必死でしたね。まずはそこまで行けるようになったけど、そこからはなかなか登る勇気が出ませんでした。なのでプールに通いウォーキングや筋トレをして中濃地域最高峰の高賀山(1224m)から頂上まで行けるようにして、2年くらい後にここの比高1000mを踏破しました。今は出来る気がしませんキリッ!! 
 広域図からしばし森を進みますが、ここは沢から溢れた水がよく流れてきてて、晴天の朝だと光の道のよう。近年は真夏は多少蒸し暑くなりますが、空気は冷たく湿ってて水の中を歩むがごとしです。まだ朝は肌寒いくらい。


 道の脇に砂利の浅瀬が作られていて、これはキャンプ客のお子さんの水遊びとか魚の掴み採りをやる場所のよう。浅くてもとても冷たいきれいな水です。


これは何かな? とても小さな白い花のつぼみがたくさんありました。


 もうひとつ橋があり、そこからの眺めも好きです。ここは朝のうちは渓流が日陰になりやすいけど、木洩れ日の当たるところは水が輝く。今がいちばん爽やかっすね。


 ここが入り口、ここが出口。ここから木道が始まります。広葉樹が多いので晩秋にはかなり落葉して殺風景な眺めになりますが、それが新緑の季節からまた蘇る。春の巡りはゆっくりで、ちょうど良い時期に行けて嬉しかったです。