( * ̄▽ ̄)v- 次は唐谷滝。こちらは説明板から左手の石ゴロゴロ地帯を回り込むように下りていきます。



 近年に石の間をコンクリートで埋めて歩きやすくなりましたが、数年前は石を乗り越えないと行けませんでした。引き返してきたお兄ちゃんに「今そこで転びました!」と申告された事がある(笑)  足元の黒い石は溶岩由来で、そこに落石が降り積もった川原です。


 こちらも岩壁に隠れるような唐谷滝。隣合わせのあかがねとよとは全く雰囲気が違う滝で、周りの岩壁が半円形のドームみたい。滝の前には放射状の浅瀬と砂利浜があり、水量が多くなければ滝に近づけます。


 ここも柱状節理の岩壁ですが、あかがねとよより岩肌の節理が細かく人工壁のよう。あかがねとよは唐谷の支流。こちらは本流の滝で、水量はいつも豊か。取り巻く岩壁がドーム状なので轟音がよく響きます。


 引いて見ると半円形の劇場のようで、ここで夜に篝火を焚いて薪能を催すといいんじゃないかといつも思います。きっと幽玄な雰囲気なんじゃないかなぁ?


 これは向かって左側の岩壁。装飾壁みたいすね。柱状節理は下の方は細長い柱状で、上の方は細かくなってます。ドロリと流れ落ちた溶岩がこんなふうになったんすね。下からは緑色の苔が立ちのぼっていて、淵から水が流れ出してます。


 がんだて公園の巨大な巌立は近くでは見られないけど、ここでは見える。高さ70mの巌立は風化が進んで下から徐々に崩落してますが、こちらは上からたまに落石があるくらい。波打つ岩壁が特徴的で見飽きません。


 上は開いてるので完全なドーム状ではないですが、両側から岩壁が滝を覆うよう。見上げるとドームの天井が開いたみたいで、そこから見える青葉とのコントラストが鮮やかです。右手の岩壁は細長い柱状節理が上部までくっきりしてて、左側とは少し趣が違いますね。自然の芸術という感じ。


 滝は落差15mで、ここから見えないけどもう少し上から流れ落ちてます。岩壁の狭い隙間から水が噴き出す感じで水面に水煙が立つくらい。近くにいるとミストでずぶ濡れになりますね。日当たりがいいと虹が出るそうですが、まだ見た事がありません。滝つぼは深そうで、そこから広がる淵は徐々に浅くなってます。


 岩壁に沿って流れ出す水はほのかなライトグリーン。底の砂利がカラフルで、透明な水の層もイイ感じです。


 流れ出す水の先にも良さげな深みがありますが、この日は行きませんでした。ここが唐谷の本流で、もう少し先で三ツ滝に続く椹谷の流れと合流します。


 右手の岩壁にはイワカガミやダイモンジソウの花が咲くそうですが、時期が合わないのかまだ見てない(涙)   これはダイモンジソウの葉だと思いますが、滝のミストに濡れていつも鮮やかです。


 少し雨がぱらついてきたので引き返し。林道に上がるまでの登り道にはタニギキョウの群生がありました。 


 黄色い山吹の花ももう見納め。今年はたくさん見られましたね。


 ここからは林道のみで駐車場まで戻ります。周回でちょうど5km。本当にあまり疲れないのが嬉しいところです。