( * ̄▽ ̄)v- GW後半に入ってやっと晴れましたが、お仕事なので腐りそう。腰痛もぶり返してちとしんどいですが、里に咲く花で癒されます。

 これは何だろう? ユキノシタと混生してましたが名前が分からない。茂みでパッと目を引きました。


 木陰に白い星の群れ。よく見ると花の真ん中にも小さな白い花があるようで、今調べたらオオアマナ(オーニソガラム)のよう。英語圏ではスター・オブ・ベツレヘムとも呼び、ユダヤの六芒星を連想するのが由来なのだとか。ハナニラに似てて、綺麗だけど花にも球根にも毒性があるそう。最近も水仙の葉をニラと間違えて食中毒を起こしたニュースがありましたが、これも食べると嘔吐や下痢などを起こすそう。分からないものですね。


 これはもう散ってしまったけど、うちの方ではちょっと珍しい淡いピンクのツツジ。ほとんど白に近くて、最近は寒い時期にも咲く不思議な木。小さな白山神社の境内にあり、夏に雪を降らせたという白山権現(シラヤマヒメ)の故事を想起させます。


 冬に咲く時があるのが何とも不思議。温暖化のため?か、各務原アルプスでも冬にツツジを見かけた事がある。ここの花は内側の斑点がとても鮮やかで、鳳凰の尾羽みたいです。シャガの花もそうですが、細い筆で丹念に描き込まれたようですね。綺麗だなぁといつも思います。


 そして先日 白藤のナイアガラの滝を見た桑の木観音。藤棚の花はもう散ってしまいましたが、元はお寺だった境内跡にはエゴノキとヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の花が咲きます。すっかり青くなった藤棚をくぐって境内へ。


 エゴノキは境内の行者像の後ろにあり、とても大きくなってます。向かいには青紅葉があり、見上げてみましたがうーんまだ花には早いかな?


( * ̄▽ ̄)v- あ、2輪だけ咲いてた!これも初夏に多い白い木の花で、サクランボみたいに吊り下がった花をたくさん咲かせます。初めて見たのは瑞浪市/御嵩町の鬼岩公園で、「関の太郎」という鬼が棲んでいたとされる岩屋の周りにたくさんありました。

 木は内部が緻密で将棋の駒を作ったりするのだそう。花はよい香りがして、昔は若い実に含まれるエゴサボニンが揉むと石鹸のように泡立つので洗濯などに使っていたそう。同時に毒性があり、川魚の漁に使ったとも。宮沢賢治の「毒もみの好きな署長さん」という短編があり、毒もみとは川に毒を流して魚を捕ることですが、好きすぎて人間にやったという怖いお話です。日本だと主に山椒の樹皮が使われていて、今は禁じられてます。このエゴノキも花は可憐で、初夏によく似合う白ですね。


 今は他にはハナミズキ。これからだとタイサンボクやウツギ、ヤマボウシなどまだまだ白い綺麗な花が咲く。初夏は薫風という言葉にふさわしい花が多いすね。

(*  ̄▽ ̄)v- そしてもうひとつ、今が盛りのヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)。恵那市の笠置山に自生木がありますが、うちの方では町のあちこちで見られます。たいがいとても大きな木ですが、もとお寺の桑の木観音だとまだ若い木で、目の高さで花が見られます。大木だと遠目には新緑の木に雪がかぶったようで、煙るような白い小山に見えるのが好き。晴天にもよく映えますね。


 ひとつひとつの花はとても繊細な紙細工のようで、これが満開になると壮観です。触れると鳥の羽毛のよう。


 咲き始めた時にも撮りましたが曇天だったので、天気のよい今朝に撮り直し。やはり今朝の方が花が軽くふわりと見えました。


 細かい花びらのひとつひとつが光るよう。これの花吹雪は夢のようで、待ってるとなかなか居合わせられないですね。


 引いて見るとこれは初夏の花の森。日射しを避けて隠れていたいすね。今日はとても暑くてヘバりました(涙)