( * ̄▽ ̄)v- まだ「ゴジラ-1.0」も上映してたので迷いましたが、イロモノ?を選択しました。日本の方が特殊効果やドラマ性が優れてるのは当然ですが、こちらは娯楽性に特化しててスッキリするのが良いっすね。



 監督はアダム・ウィンガード。ホラーをよく撮ってた監督さんで、独特のメロウ感があります。こんな大作でもあちらの夏メロみたいなムードミュージックを流すし、ちょっとしたインテリアに電球を連ねるこだわりが好き。そしてイケメン。

( * ̄▽ ̄)v- ずいぶん前に「ABC・オブ・デス」というアルファベット順のタイトルで5分間1本勝負の「死」をテーマにしたオムニバス映画の「Q:Quack 」を担当してたけど、相方のプロデューサーと「動物でも殺すか?」と言って用意したアヒルをおっさん2人で「可愛いな」と愛でて突つかれ、逆ギレして拳銃で撃とうとしたら暴発して2人とも死ぬというコントを演じてました。俳優でもあるそうで、演技も巧かったです(笑)

 だんだんメジャーな作品を手がけるようになり、観てないけどDEATH NOTEもこの人か。私の中では↓ここから表街道で、これが面白かったのでまた観ました。日本のちゃんとした特撮ファンはハリウッド産には辛辣ですが、確かに私もあちらのゴジラには「これじゃない感」がありますね。ちょっとずんぐりしすぎてるとか、日本のゴジラのような畏怖が無いとか。ヴェロキラプトルを巨大化させたようなのもいましたよね? とりあえずハリウッド産のはあちらの発音で「ガッジーラ」だと思ってます。

 ↑これはシン・ゴジラを観た時に劇場予告で、キングコングがガッジーラに右ストレートをそれはそれは綺麗に決めたシーンに掴まれました。劇場で観たら直後にガッジーラも張り手をかましていてたぎるの何の。ガッジーラは海に棲み、コングは広大な地下世界に棲みますが、地球の危機に呼応するように地上に現れとりあえず殴り合います。そういう仲のよう。

( * ̄▽ ̄)v- でも今回は共闘でしたね。その前にやっぱり出会い頭に壮絶な取組があり、舞台はギザの三大ピラミッドのど真ん前。まず最大のクフ王のピラミッドを崩してハイ次はカフラー王の、ハイ当然メンカウラー王のも壊しとこう!!  今回最大の「いやマジか?」は、ガッジーラがコングにブレーンバスターを決めてマウント取って熱線を吐こうとしたら、下からコングがアッパーカット。「いや今回は敵ちがう」と思ったら、光り輝くモスラが諌めに来てくれました。

 少年ジャンプ漫画みたいに並走して敵に突っ込んでくガッジーラとコングが清々しかったです。今回は舞台が世界中で、日本には来なかったけど世界旅行と、広大で美しい地下世界もまた堪能できましたね。よいGWの仮想空間旅行でした。人間ドラマでホロッとする箇所もあり、怪獣もいろいろ出ましたね。サクサクした展開で楽しめました。


 美しい地下世界と清々しい巨大モンスター同士の殴り合いでスッキリしました。あのブレーンバスターいいわぁ。誰かにかましたいわぁ。

https://youtu.be/BC9MD6RJPuM?si=-SSvab1tUmQazTDU 


(*  ̄▽ ̄)v- 悲壮感が無いのが日本特撮とは違うけど、これはこれで好きです。この監督さんは無駄な尺は使わないので、それもいいっすね。120分無かったけどこの監督さんでは長い方だと思います。