(* ̄ー ̄)v- さてここから思案橋。空ふさがりの辺りにバイカオウレンの花が咲くそうですが、昨年は時期がずれたのか探し方が悪かったのか見られませんでした。今年は少し早めに来ましたが、うーん、どこに咲くのだろう?



 とりあえず空ふさがりの岩壁の前を行ったり来たりして自生してそうな箇所を見ましたが無い。むーん。私は中津川市の小秀山でしか見た事がなく、そこだと標高1000m以上の最終水場の孫滝の手前なので、ここで見られるならかなりの穴場。昨年は比較的標高の低い林の中に咲くミヤマカタバミの花は見られたけど、この日はまだ開花前でした。バイカオウレンの方が早く咲くと思うけどなぁ。

 岩肌をガン見してたらサクランボのような赤い実がありました。うーん今年も空振りかなぁ、悔しいなぁと思いながら来た道を引き返したら・・・


( ;  ゜ Д  ゜)v- フォオオあったわ!? 諦めて20歩くらい歩いて固まるわたくし。何気に目を向けた場所にバイカオウレンが咲いててレイザーラモンHGみたいになりました。やだ群生してるやん、来た時には気づかなかったわ・・・


 けど咲いていたのは道の向こうの岩壁沿いで、うーんこれは下りられない。いちばん近い所でも橋のたもとの対岸で、下を覗くとたくさん咲いてました。


┏( ; ̄▽ ̄)┓うっわ岩壁の下の方に巻くように群生してますやん。たぶん昨年来た時にはもう花期が終わってた。岩壁がほぼ垂直で下りる道は無し。小秀山でも斜面の下の方まで群生してますが、そちらは登山道にも咲くので間近で見られます。県内の群生地を検索したら美濃白川町の二ツ森山や恵那山麓、岐阜市にも自生してるそう。標高が高めなところから比較的低いところにも咲くのですね。


 いちばん近いところから撮って拡大するとこう。キンポウゲ科の多年草で、白い花びらに見えるところは萼なんですって。それが梅の花に似てるから梅花黄蓮。小葉が5枚あるので五加葉黄蓮とも呼ぶそうです。可憐ですね。


( ;∀;)v- 下の方めっちゃ咲いてる(涙)  初めて見たのは小秀山の男滝から登る途中のガレ場で、そこには1輪しかなかったけどもっと上の孫滝の手前に群生してました。2~3年後には男滝の上にも増えてきてて、けど最近はなかなかそこまで行けないのでここで見られて嬉しい限り。ただ近づけない(涙)


 諦めきれず上から群生範囲をガン見するわたくし。水際までたくさん咲いてるなぁ。けどこの斜面と言うか岩壁はロープでも無いと下りられません。無理無理無理無理。


 離れてはいたけど心願成就して引き返す。おおここは下りられるわ?透明度の高い水の上で枯葉がクルクル回ってて、宙に浮かぶようでした。


 もう少し進んだら心願成就おかわり来た!! やはり1度見つけると認識しやすくなるようで、今度は道に近いところで再びバイカオウレンを見つけました。やだ幸せ。来る時にはここには無いと思い込んでいて、だから見つけられなかったんすね。人の認知機能なんて危ういものです。


 ここも橋のたもとの対岸だったけど、何とか斜面に下りて近づけました。雨露をまとってみずみずしいですね。白い花びらのようなところは萼で、花は雄しべのように見える黄色いところ。だから梅花黄蓮なのだなぁ。その花から蜜が出るんですって。キンポウゲ科の小さな花は、白い花びらに見えるところが萼というものが多いです。不思議ですねぇ。


 斜面はそんなに高低差はなかったけど、それなりに滑落したら大変なので踏ん張るわたくし。何となく小秀山のバイカオウレンの方が葉が小さい気がしました。↓この写真には白い萼が4枚の花がありますが、基本は5枚で時々4枚や6枚のものがあるそうです。


( * ̄▽ ̄)v- 関市の高賀山ならヤマルリソウやカタクリやイチゲの花が咲き、スミレやネコノメソウも多いです。春はそうした足元の彩りが山に増えるのがとても嬉しい。木の花以外にも見たい花はたくさんあります。この日はヒカゲツツジとヤマルリソウとバイカオウレンが見られて大満足でした。


↑林道出口に近いところで、行く時には気づかなかった何だコレミステリー。岩の隙間に仏塔が?・・・水量を調節する弁か何かかな。森林鉄道の遺物だったら嬉しいすね。