( * ̄▽ ̄)v- 大谷山~八坂山の次は七宗町の「空ふさがり」へ。登山ブロガーのごんたさんに教えて頂いた場所で、昨年初めて行きました。


 ここは七宗町の上麻生という地区で、県道64号(可児金山線)から神渕川沿いに下呂市方面に進み、途中で七宗遊園というマス釣り場のある方向に曲がって間もなくです。下呂市金山町との境目に祖母の実家がありそちらはよく行きますが、こちらは殆ど来た事がなかった。今は室兼林道という林道ですが、昔は森林鉄道の線路だったそう。入り口には町営バスと福祉バスのバス停があり、道路の向かいに駐車スペースがあります。林道は車で行けないことはないけどすれ違い困難なのでここから歩きます。



 林道に入るとすぐに葛屋川。私が子供の頃から夏に泳ぎに来てた神渕川の支流で、昨年来た時はアマゴ釣りかな?の釣り人がいました。県道64号沿いの神渕川は深いところは少ないですが、こちらは奥に行くと高低差のある峡谷になっていて、潜りたい箇所がちらほらあります。


 今はまだ寒いので水が澄んでました。このくらいの浅さでも私には十分。夏に来たいけど、ヒルはオプションでいるよなぁ。標高は低いので夏は高温多湿になる場所です。


(*  ̄▽ ̄)v- あっ咲いてた!! これがこちらのお目当てのひとつのヤマルリソウ。私は関市の高賀山でしか見た事がなくて、昨年ここで見られて嬉しかった。きっともう咲いてると思って来たのが当たりでした。


 割と林道に入ってすぐの所、道の左手の岩壁に集まって咲いてます。淡いピンク色から青に変わるそうで、私はまだ青しか見た事がない。半日陰の湿気のある場所に育つよう。オオイヌノフグリとも少し違う瑠璃色で、小さいけど綺麗です。濡れてつややか。


 川の向こう側には石垣があり、昔は畑があったのかな? 七宗森林鉄道は昭和10年から32年まで操業してて、名古屋営林局下呂営林署の管轄だったそう。東濃や南飛騨(裏木曽)の森林はかつては尾張藩の管轄でしたが、その名残りが今も続いてるんすね。今は奥の方は国有林になってます。


 もと森林鉄道の今の姿はこんな感じ。舗装路になっていて、国有林からは車止めゲートが閉まっていて行けません。けどサイクリングやツーリングのお兄ちゃんがけっこう越えている(笑)  ネットに載せてる方はちらほらいますな。


 道の脇には薮椿の花が落ちてました。岩壁の上に木がありますが、丈高いので咲いてる花は見つからず。薮椿のこのトリッキー感が好きですね。出会うのはご縁みたいな感じです。


 これは山から川に注ぐ流れ。雨なので水量が多いけど、普段は涸れ沢なんじゃないかな? 奥にはよい沢があるみたいすね。


 水がクリアでちょっと深いと青みが見えます。神渕川もそうですが川底に黒い岩盤が多く、それに苔が生えてるので素足だと滑ります。中津川市の付知川だと水温が低いので苔は少ないですが、こちらは多いすね。夏の水温もそんなに冷たくないと思います。


( * ̄▽ ̄)v- 今年初めてのショウジョウバカマも発見。川のそばや湿気の多いところによくあります。ひとつ見つけたら次々と見つかるのが法則?で、ここから先はあるあるでした。


 こちらも岩はチャートですが、黒っぽいのが多いすね。納古山の登り口に続く木和谷林道には落差10mくらいの滝がありますが、こういう黒い岩肌に白い水がよく映えます。何となく薮椿の花を添えてみました。


 だんだん川に高低差が出てきて、おおーここは良い峡谷。この淵は深そうですね。潜ってみたいけどオオサンショウウオがいそう(涙)


 上の方にもちょっとした小滝がある。神渕川の方にはあまりこういう箇所がないですね。全体的に岩が多いのは同じだけどもっと浅いです。


 この峡谷の上は橋になっていて、たもとから左手にはもうひとつの岩井谷林道が伸びてます。まだそちらには行った事がなく、どのくらいの距離なのかな。「空ふさがり」はこちらの室兼林道を約2km進んだところなので、時間を気にして今回も岩井谷林道はスルーしました。あちらにも早春の花はあるかなぁ?