2~3分登ると平坦な場所になり、この三叉路が分岐点。右に進むと間もなく八坂山の頂上(城の主郭跡)です。
( ; ̄▽ ̄)v- 分岐から1分ほど進むと道の左脇の斜面にイワカガミの群生がありますが、うーんイワカガミはなかなか開花がゆっくりね。てか花芽すら伸びてない。昨年はもうちょっと早かった気がしますが、今年は寒い日が多いからかなぁ。
1週間前と変化なし。近くの鬼飛山は頂上付近にもっと広範囲の群生がありますが、こちらは割と知られていない穴場です。どの辺りか記憶が曖昧ですが、大谷山から鬼飛山に縦走する途中にも群生がありました。道っぽくない藪の中だった気がする。七宗町の納古山だと標高500m以上の道の脇にほんの少し自生してますが、レジェンドの市田さんいわく「もっとある」のだそう。登るとたいがい会えますが、最近もいるかなぁ。筍の時期に登り口で整備協力金として100円で1本買った事がある。段ボールに筍を入れて待っておられると驚きますね(笑) スルー不可避です。
そして頂上へ。こちらから来ると山城の主郭跡なのが分かりやすく、はっきりと平坦に設えられてます。んー、ここのヒカゲツヅジも開花前かなぁ?
よく見るとあちこちで咲いてました。多いと5つくらいまとめて花が咲き、花の下に放射状に広がる葉と合わせて花束のよう。シャクナゲに似てますが花は小振りです。初めはひとつの花芽がこれだけ分かれるんすね。そして順番に咲いてきます。雨露もきれいに撮れました。
東端はどうかな? ここは天気が良ければ御嶽山も臨めるところで、ここの斜面も下の方まで群生がある。いちばん日当たりが良い場所なのでワクワクしながら近づきました。
ここは少しだけ群生の中に降りられます。もっともっと多いのは納古山の上の方ですが、ここは標高300mも登らずに群生に入れるのが有難い。山のツツジのトップバッターはこれからが見頃ですね。
なけなしの乙女心が起動する眺め。開いた花びらはレースのようで、小雨の日でも周りがぱあっと明るくなります。可憐な花だけど群生だと華やか。
ひとつひとつ見ると花びらの先端に赤い色が入ったものがあり、つぼみの先端の赤が残るよう。顎の外側が花びらに変わるんでしょうね。なので咲き始めの花によく赤みが見られ、日射しを浴びるうちに薄れて消えるのだと思います。
周りの木もそこはかとなく新緑。全体的に咲き誇るのはこれからで、あまり長い間は咲かないのでうちの方では儚い早春の先触れです。納古山の方が開花は遅く、淡いピンク色のアカヤシオと併せて見られるから楽しみです。
次は紫色のコバノミツバツツジが咲く。こちらは民家の庭にもあり、低山には多いです。これが終わると淡いピンクのモチツツジ。そして朱色のヤマツツジ。しばらくは低山から離れられません(笑)
寒かったけどホクホクして出丸経由で下山。先日とは逆周りで大谷山からプチ縦走できました。