(*  ̄▽ ̄)v- 吹きこぼれるように咲く馬酔木。これはいい時に来たなぁと思いました。低山ではポピュラーで民家の庭にもありますが、これは今年の早春に山で初めて見た華やぎでした。
文字通りの鈴なりでみっしり。分岐瀑の水しぶきのようですね。淡いピンクの花もありますが私は白が好き。自生木でも白花の方が多い気がします。晴天に映えますねぇ。
お目当てのヒカゲツツジは今来た方向でなく、主郭の反対側を取り巻くように群生してます。うむ、まだ開花には早かったな。葉もまだ緑色になりきる前でした。
主郭の東端に見晴らしのよい場所があり、その斜面にたくさん咲き下ろします。少しだけ斜面を下りられるようになっていて、そこがヒカゲツツジの群生に分け入れるところ。これは先週の水曜日ですが、そろそろ1週間経つので咲き始めたかも。来やすいのでこの時期は何度も登ります。
( * ̄▽ ̄)v- ヒカゲツツジは葉は冬越ししますが春先までは茶褐色。だんだん黄色→緑色になり花芽が伸びてきます。花芽は最初は1つですが徐々に複数に分かれてくる。シャクナゲに似た花と葉のつき方が特徴で、花の色はクリームがかった黄色ですが、花びらに赤みが残ることも。赤みがあるのは萼だと思いますが、開花した時に花びらに色が移るよう。花によっては全く残らないものもあり、それは日射しを浴びるうちに薄れて消えてしまうのかな? いろいろ見比べるのが楽しいすね。
開花間近のコバノミツバツツジ。ミツバツツジは花の後に青葉が出て、昔は枝を畑の豆の支柱にしてたそう。花は大きめなのと小振りなのがありこれは小さな花のほう。うちの方ではヒカゲツツジ→ミツバツツジ→モチツヅジやヤマツツジ(レンゲツツジ)ってふうに開花のバトンか渡ります。さらに遅いのは梅雨どきのイワツツジで、それは川の岩場に咲く。ツツジの花はこれから初夏までがシーズンです。
ヒサカキのつぼみもそろそろ開く。これも低山ではお馴染みで、近くの山楠公園は独特のかほりでむせるほど。そちらは鬼飛山のふもとにミツバツツジが多いすね。染井吉野もしだれ桜も多いです。
主郭の真ん中に城跡の看板。築城した赤松円心は足利尊氏の家臣で播磨国の守護大名なので、ここは初めは居城と言うより砦のひとつだったんじゃないのかな?
これは井戸跡。まだ水があり、今はどのくらいの深さか分かりません。山に沢があるので地下水脈が来てるのか、雨水が溜まってるのかもよく分からず。両方かもですね。
ここから隣の大谷山に続く道がある。主郭を横切って一段下りるところにもヒカゲツツジの群生があり、こちらは葉が緑色になってきてました。
花芽も複数に分かれてきてる。ほんとにシャクナゲのようですね。開花するとたくさんの小さな花束みたいになります。
( * ̄▽ ̄)v- あったあった。おお、昨年よりも群生の範囲が広がってる! イワカガミの群生は鬼飛山の頂上付近がお見事ですが、こちらも年々増えてきてます。鬼飛山より来やすいから有難いすね。