オアシスの入り口まで戻ってきた。すぐそこにも膝丈くらいの深みがありますが、もう冷水で体が冷えたので眺めるのみにしました。濡れてもいい服装なら、砂利浜に座って足を冷やすと気持ちいいです。道路沿いにこういう堰堤はいくつかありますが、ここがいちばんイイっすね。隠れ家的な良さがあります。



( * ̄▽ ̄)v- 黒い岩の段差から流れ落ちてく水が綺麗。この迸る感じが好きですね。もうそろそろ浴びたり潜ったりするには冷たすぎるようになりますが、まだ少しの間は山の恵み。いと高きところから注ぐ甘露です。


 もう少し落差があると浴びるんすけどね(笑)  たぶん1分も浴びてたら凍えます。泡と透明な水の層のそばに腰かけてしばし放心。この日も午後から家の雑事で夕方からは職場関係のお通夜があり、ほんの僅かな時間でも貴重な流れ旅でした。ああ洗い流されてぇ。生まれきよまりたい。


┏(*  ̄O ̄)┓ お? これまで気にしてなかったけど、道路が橋になってるところの下を初めて覗いたら何だかイイ感じ。これは小滝になってるのかな?


 おお小滝やん! 水量が少ないので気づきましたが、これは普段ならもっとゆたかな小滝だなぁ。下の泡が洗剤を流したようになってました。


 身を乗り出してみたら、あらこれはイイじゃない?  橋の下にちょっと広くてそんなに深くない淵がありました。水量が少なくてこの深さかぁ、普段はもっと満々としてるわね。


 うっすらと底が見える。身長150cmの私の胸まではあるかな。いつも少し深めに考えますが、ここも潜ると気持ち良さそう。またイイ場所を見つけました。


  小滝から注ぐ水に勢いがあり、淵は橋の下だから日陰になってて暗く見える。ここは深いな。ここから徐々に浅くなっていて、淵の端でまた水が段差を乗り越えて渓流になってました。下りようかなと思ったけど今回は観察のみ。いつもすぐには入らないんすね。先日の地獄淵は一発勝負でしたが、臆病なので少しずつ活動区域を広げてます。慎重に越したことは無しですキリッ!!


 独りだと川を舐めることは無いんじゃないかな。私はもともとそんなに透明度が高くない川育ちなので、ここまで澄んでると逆に怖いんですね。清流は見た目より深いのを体で学びました。希望ではこの間の地獄淵みたいな広くて深い淵を回遊したいけど、少し潜ると水温がハッキリ下がって体も動かしづらくなるので厳しいかな?  ウェットスーツとかドライスーツがあれば違うでしょうが、今度は水中の流れが読めないってのがありますね。深くて広いところは怖いっす。


 このくらいなら許容範囲かな。これでも滑って打ちどころが悪いと詰むのでまずは下見。このくらい近づけば飛んでくるミストでかなり涼めます。


( * ̄▽ ̄)v- ホクホクしながら道路に上がるとキンミズヒキが咲いてました。


 すぐそばには赤いミズヒキも。これはいつも上手く撮れないすね、近づきすぎるとぼやけてしまう。キンミズヒキもミズヒキも初秋から咲き始める花で、あちこちの水辺で見られます。


 橋から下流を見ると、狭いけど良さげな深みがまだまだあるもよう。あまり車道から遠ざかると熊に出会ってしまいそうですが、探索してみたい衝動に駆られましたね。


 見上げるとちょっとだけ青空。ここは付知峡でもマニアックな場所ですが、また来られて良かったです。