食事を終えて川原へ。お店を出ると岩魚の生け簀の向かいにある「オギシロ様」にお詣り。これは明治35年に伊勢神宮の式年遷宮に送られたヒノキの大木の切り株で、土砂崩れなどで流されてきたものだそう。ある修験者から「大切に祀るように」と言われてここに安置されたとの事です。オギシロとはたぶん「御木代」かな? ご神木、神の宿る木って意味じゃないかなと。



 お店の川床の脇から川原に下りる道があり、そこにちょっと変わったツツジ? サツキ?が咲いてました。何だか花びらが細長くてシュッとしてる。綺麗だなと思いました。


(*  ̄▽ ̄)v- 川原に下りるとみなぎるビーチ感。海無し県にもビーチがあるぞドヤァ!!  ここは川原に砂浜があり、白砂なので吊り橋の下のエメラルドグリーンが際立ちます。


 同じ付知峡でも場所によってさまざまな貌(かお)があり、いちばん高い高樽の滝や山岳道路のオアシスでは渓流美。不動滝公園では谷底の滝と広々とした砂利と岩の浅瀬。ここでは白砂と青みのコントラストが特色です。


 晴天だともっと美しいです。深いところは黒に近い深緑で、浅くなるにつれて淡い色。ここに潜ってみたいものですが、砂底だとズブズブ嵌まり込むでしょうね。砂に触れないように回遊したいなぁ。


 こちらは上流側。徐々に砂地が砂利浜になり、奥に行くにつれて大きな石が転がる川原になります。岸辺から見る川も美しいですよ。


(*  ̄▽ ̄)v- これがここ特有の眺め。流れは速いけど浅めで、底に白砂が多いので青みが強い。水の透明度もイイですね。


 対岸の岩の隙間に岩ツツジが咲きますが、この日はまだ見えませんでした。対岸までザブザブ歩いて行けそうに見えるけど、真ん中あたりは立っていられないかも。遊泳禁止なので挑めないですが、やってみたくなりますねぇ。


 さらに遡上するとこんな感じ。少し浅くなるけどその分 流れも速くなってます。ここも対岸の岩壁が面白いですね。


( * ̄▽ ̄)v- こちら側にはヤマアジサイ。やはり自生木が好き。薄曇りによく映えます。


 川原はここで行き止まり。ここからは膝上まで水に入って岩壁伝いに進むと、嘘のように広くて深い淵がある。そこからは泳がないと先に進めません。数年前にそこまで行きましたが、息を飲むような眺めでしたね。この日は時間切れでここまででした。


 引き返す時も青葉と川面がとても綺麗。真夏は青葉がいい日よけになってくれます。


 タペストリーみたいなキリンソウ。黄色い星の群れも見られました。


 また吊り橋を渡って戻る時、下の川の青みが鮮烈でした。ここも「谷間の宝石」です。


 こうして見るとけっこう長い吊り橋ですね。久しぶりに渡るので揺れがスリリングでした(笑)


 この玉すだれみたいな滝も好き。冬に凍るならシャンデリアみたいになりそうです。水面に落ちる前に細かく砕けて霧散してるのがいいなぁと。


( * ̄▽ ̄)v- これで車に戻ったのが正午くらい。朝8時台に山岳道路のオアシス→高樽の滝→不動滝公園、そしてここまで巡れました。駆け足でも贅沢な誕生祝いの流れ旅でしたね。