これも板取川に注ぐ沢。小さな淵に日が射して、透明な水が光ってました。沢の宝石みたいすね。



 小滝が集まってる場所もあり、奥から冷たい風が吹いてきます。なるほどこういう場所は体に良いかもしれませんね。マイナスイオンは血圧や自律神経を整えるそうで、気候性地形療法というのは理にかなうかも。


 そう銘打たれてはいないけど、滝が連続する小秀山の二の谷登山道は最強じゃないかなぁ。真夏でも登りたいと思うのはそれかも。汗をかかずに登るのは無理ですが、マイナスイオンは出まくってると思う。ここは人里に近くてこじんまりした沢だけど、山の中らしくて良いっすね。


( * ̄▽ ̄)v- あ、斑入りのフモトスミレの葉を発見。たくさんあり、春は花がいっぱい咲くようです。好きなので嬉しい。


 心拍数測定ポイント。ちょっと登り道だから72でした。平時は66くらい。


 沢沿いの道は短くて、ここでお別れ。ここはコアジサイも咲くんじゃないかな? 見られなくて残念でした。


 見上げればもうここから株杉の森。これは大木を切り倒した後の切り株で、神社ならご神木クラスの大木がたくさんあったよう。近代に植林された杉ではなく、うちの方では見られません。


 自生の杉じたいが珍しい気がする。ここには樹齢数百年モノの自生木がたくさんあって、林業が盛んだったんですね。東濃だと木曽五木と呼ばれるヒノキやサワラやアスナロが主ですが、こちらは杉だったよう。木曽五木には杉は含まれないので東濃や木曽でも扱ってたと思います。山里では最もポピュラーな樹木ですね。


 こういう真っ直ぐに立ち並ぶ木が杉のイメージ。これは植林され枝打ちして大きくなった木じゃないかな? 枝打ちしないと全く別モノのような姿になるみたいすね。


 株杉は根元が苔むしていて、この間 関東のキャンプ場で木が倒れてテントを直撃する事故がありましたよね。枯れて倒れる危険性のある木は枝に葉がなかったり、幹が苔むしてるのが目安だそう。苔にはよい環境だけど、人間には危険なんですね。


 小道の上に東屋があり、その向かいが蕪山の登山口でもっとたくさんの株杉があるところ。舗装路であそこまで行けますが、行きは沢沿いの小道を抜けました。


 いろんな野鳥がいるもよう。いつも鳴き声を聞くばかりで、なかなか姿を見られません。


 東屋に炉端があるのがすごいと思う。火気厳禁のところが多いですよね。ここで鮎を塩焼きにしたら美味しいだろうなぁ。


 隣に祠があり、後ろに株杉があるのがなかなか。祠があると一気にご神木テイストになりますね。


 うむスピリチュアルだ。とりあえず人は大きな木や岩を拝みたくなるものかも。難しいことは抜きにして、うわあ凄いと思うのが自然信仰の始まりだったような気がします。


 すぐ左隣には杉株と磐座。うんこれは拝むわ。山国あるあるの景色ですが、人智が及ばない自然の造形っていいですね。長い年月を経てるから聖性や畏敬の念を抱かれるんだと思います。