行者橋から見る流れ。ここまで広かった川幅が狭まって、また渓谷らしくなってきます。



 橋の下は砂利底の浅瀬になっていて素足で入ると気持ち良さそう。水苔が少ないのは水温が低いのと、けっこう流れが速いからですね。こういう川底は素足でも滑りにくいから好きです。


 溶岩台地に向かう道との合流点を越えて三ツ滝へ。ここからはまた鉄の遊歩道を通ります。


( * ̄▽ ̄)v- 三ツ滝の上段まで戻ってくると、落とし口に明るい日射しが当たってました。ここで11時過ぎだったかな、しぶきが白光して、白の濃淡が出ていてホクホク。涼しげですねぇ。


 滝の下にエメラルドグリーンの濃淡も出ていてとても綺麗。透明度が高いと鉱物のよう。言葉はおかしいけど液体になった鉱物です。谷間の宝石ですねぇ。


 中段の落とし口に向かう浅い流れも光ってました。ここは岩が白っぽく、青みの薄いところは銀色に見える。やはり日射しが強くなる初夏から盛夏がいちばん鮮烈で、水が綺麗なところほど見ごたえアリ。いい季節になりました。


 階段から右手を見下ろすと岩壁の下に洞穴があり、水で浸食されたのかな? ちょっと探検したくなりますが、下りられないので残念。奥行はどのくらいあるのかなぁ。


 三ツ滝不動明王まで戻ってきた。不動明王の前にあるのが円空の座禅岩。ここの岩壁も特徴的ですね。ちょっとした岩屋は修験者が泊まったり瞑想する場所で、円空上人も御嶽山に登拝してました。遠かったでしょうねぇ。


 上段と中段。中段にも日射しが射してて、行きとは違う景色になってました。白く光るしぶきが眩しかったです。よく見ると滝つぼにほのかな青が混じってました。


  行く時に録り忘れたので動画も。上段と中段は上の青木立によく映えます。

       

 下段はちょっと日陰のままだった。それでもしぶきに少し光が射してます。季節と時間帯によって見え方が違うのも滝の醍醐味。いっぱいの日射しの中で見てみたいすね。


 人出はけっこうあり、向かって来る観光客が増えてきてました。ここからは岩と新緑の渓谷です。


 今年は秋の紅葉にも来てみようかな。新緑と違って秋の紅葉は気温に左右されるからタイミングが難しいです。赤く色づいたここもきっと綺麗でしょうね。


 あかがねとよや唐谷滝のある方とはまったく違う景色。谷が狭まってて大きな落石が溜まった場所で、同じ場所でも少し離れるとずいぶん違います。ここは溶岩台地で森林浴ができるし渓谷美も楽しめるから好きですね。溶岩台地が歩きやすいのもお薦めです。


 大きな巌立まで戻ってきた。柱状節理が細かくまっすぐで、風化して白っぽいのがあかがねとよや唐谷滝の柱状節理と違います。えぐれたところは崩落しており、そこは黒いすね。これから風化して変色していくように思います。


 下の方から崩落が進んでおり、だんだん崩れていくと思いますがまだ年月がかかるかと。こうやって元は繋がっていた小巌立と分断されたんすね。長い長い年月を経た溶岩流の岩壁です。


( * ̄▽ ̄)v- 駐車場に戻ってきたら茶屋が開いてた。職場土産にはこのクッキーがお薦めです。まだまだ見てない滝があり、いつか見て回りたいですね。