ドーム状の柱状節理が美しい唐谷滝。滝じたいは落差15mでそれほど高くないですが、ここはいつも水量が多くて轟音をあげてます。



 この岩壁のつくりの為、水音が遠くまでよく響くそう。水量がもっと多いと近づけませんが、この日は露岩を伝って近づいてみました。もっと行けるけど靴の防水仕様がもうダメになってきて断念。今年は自分への誕生祝いに新調します(涙)  なかなか手が出なかったけど、今年はmont-bellとかのが欲しいなぁ。


 ここは岩肌にイワカガミが咲くそうですが、いつも花期を逃します。あれ、ここで見ると岩肌に生えた苔がちょっと赤褐色だわ? 昔はあかがねとよもこうだったのかなぁ。


 常時水気たっぷりの青葉。これは何だろう? イワカガミではないですね。ここまで来ると滝ミストがばんばん吹いてきて、涼しいと言うよりずぶ濡れになります。寒いわ・・・・・


 繊細なあかがねとよとは違い、水煙を上げて満々と流れ落ちる唐谷滝。渇れやすいあかがねとよとの違いは  こちらは椹谷から水が来てるという事かな。すぐそばにあるのに様相が全く違うのが面白いですね。


 柱状節理のドームの向こう側。巌立はデカすぎるのと近くで見られないのが残念ですが、ここは特徴的な岩肌がじっくり観察できます。この溶岩流は火口から十数km流れたそうですが、冷えて黒くなるのは粘り気の少ない溶岩なのだそう。でないと遠くまで流れて山の草木をなぎ倒して地面を平らにしないですよね。

(* ̄ー ̄)v- そして元からあった谷を覆うように流れ落ちて固まった。岩肌を見ると粘り気が少ないと言っても水ほどサラサラでなく、でろーんと覆って固まったみたい。巌立の柱状節理はもっと細長く灰白色に見えますが、ここは巌立より日当たりが悪く湿気も多いので風化の度合いが低いんじゃないかな? 「もと溶岩」の本来の色はこうじゃないかなと思います。


 滝の前は放射状の浅瀬になっていて、その縁から水が下流に流れ出してます。滝つぼがけっこう深いようで、溢れた水はそんなに多くない。少しずつ下流に注いでます。


 ドームの奥と入り口で柱状節理の形が微妙に変わるのも面白い。ドロリとした溶岩がこんなふうに流れ落ちたんだなぁ。苔が無いところは鉱物めいた黒色です。


 唐谷滝も動画を録ってみる。貫禄と迫力のある滝です。

       

 流れ出していく水がきれい。そんなに深くないけど流れは速いすね。


 これはあかがねとよから流れて来てる水。ここともう少し下で2つの滝の水が合流します。


 また木橋を渡って引き返す。溶岩流のウォータースライダーが気持ち良さそうでした。


 あかがねとよから来る水。やはり渓流はしぶきだわ。ほのかに青い水が砕け散るさまが清冽でした。


 そこはかとなくジュラ紀な道を上って林道へ。ここからは林道で下り、途中からまた三ツ滝経由で戻ります。