橋の上からかろうじて見える谷底の流れ。ここから少し下で椹谷と唐谷という2つの谷が合流しており、そこでは溶岩流が作った黒い渓谷が見られます。



 橋を渡ると左手に「根尾の滝」に続く林道がありますが、もうずいぶん前から通行止め。徒歩でも行けないとの事で、どのくらい危なくなってるんだろう? 行ける所まで行ってみようかと思いましたが、滝までまだ3kmあるんですよね。時間を考えていつも恨めしげに警告板を見ています。


 もう少し下の「あかがねとよ」と「唐谷滝」は車で来られます。けど林道はこんな感じで、たまにすれ違えるスペースがあるくらいなので私は車では来た事がないです。この日は何台か来てたけどチャレンジャーやなぁ。


( * ̄▽ ̄)v- 林道にはキケマンとフモトスミレ。ここの林道はツリフネソウやクワガタソウやニリンソウの花が見られるので、徒歩で来るのはそれも目当て。ツリフネソウにはまだ早かったすね。


 ぼちぼち道の下に綺麗な淵が見えてくる。おおイイ青み。透明度も高いすね。


( ; ̄▽ ̄)v- おぅ。道の先にニホンザル発見。駐車場の手前にもいたけどあらあらやーねぇ今度は徒歩だわ?  距離を保って待ってたら、もう1頭と共に谷に下りていきました。目が合ったけど人間は見慣れているようで、束の間の邂逅でした。向かってきたら危ないすね。


 上がって来ないでねと願いつつ通りすぎ、黒い唐谷の渓谷を観賞。こちらはアスファルトのような黒い岩が多く、冷えて固まった溶岩流を水が浸食して出来た渓谷なんですね。水が少ない時も多く、唐谷=渇れ谷という意味のよう。この日はとても水量が多く、黒く滑らかな岩肌にほのかなエメラルドグリーンと白いしぶきが鮮烈でした。


 解説があり、この冷えて固まった溶岩は水を通すよう。なので透明度がさらに高くなってとても綺麗。三ツ滝の方も綺麗ですがこちらの方が澄んでます。


 あ、ミツバツツジが垂れかかってる。水中の岩は冷えて固まった溶岩で、そこに大きな岩が崩落してます。水の中の岩は黒く、水の青みが際立ちます。


 うひゃー潜りたい。ここはすぐ上に公衆トイレがあり、前に寄ったついでに見つけた美観ポイントです。この流れが「あかがねとよ」に続いてて、「唐谷滝」とは別の流れになる。この2つの滝が有名ですが、ちょっと上のここもお薦めです。


 下っていく流れ。光の波紋が美しいすね。水は溶岩の下からも湧いてるのでとても澄んでます。


 ここから「あかがねとよ」に向かう流れ。多分これが落とし口に繋がってます。いったん輝いて暗い岩の隙間を通るんですね。


 ここが川原への入り口。ここまで車で来ると数台停められるスペースがあります。私のように溶岩台地経由で来たハイカーも到着するところでした。

 ここから川原へ。また水辺に下りられるのでワクワクします(笑)


 ここにもまだヤマブキが咲いていた。向かいの林道にツリフネソウが咲きますが、まだ早かったすね。


 あ、これは嬉しい眺め。あの奥の岩に隠れた場所に「あかがねとよ」がありますが、そこにもミツバツツジが咲いてました。これまで花期に来た事がなかったのでちょっと感激しましたね。