妙に暑かったり寒かったりで寒暖差が大きいですが、昨日は貴重な晴天でした。春の花めぐりもこれでひと区切りです。


( * ̄▽ ̄)v- 朝8:30に到着した簗谷山駐車場。ここは下呂市金山町の岩屋ダムから広い広いダム湖(東仙峡金山湖)に沿って県道86号(金山明宝線)を進み、スリリングな林道を上って来ます。奥山なので細かい落石が多く、来るにはちょっと気合いが要るんすね。駐車場のそばに沢があり、まだ新緑が多かったです。



 ここで標高は700mくらい。頂上は1213mですが、昨日は頂上までは行きませんでした。登山道は南尾根コースとブナの木コースの2つがあり、周回できます。この時期は南尾根コースの中腹付近にクマガイソウやシロヤシオが咲き、ブナの木コースの下の方にヤマシャクヤクが咲くんですね。時間がないのでシロヤシオを見て一度下り、沢沿いのヤマシャクヤクを見るのが目的です。


(;  ̄▽ ̄)v- 簗谷山は下呂市と郡上市にまたがる山で、ほとんど植林されておらずブナ等の広葉樹が多いです。花の季節はハイカーが多く、この日も8:30に着いた私が9台目でした。GWは路駐も多く、林道は狭いので更にスリリング。ぎりぎり最後に駐車場に停められました。

 駐車場から少し上までは紅葉が多く、秋は赤く色づいて壮観です。今は新緑から夏の青葉に変わるところでとても爽やか。ダム湖の周りもこんな感じで、ドライブやツーリングも盛んです。GWは出かけられないので先取りしました。


 案内板の下にはムラサキサギゴケ。朝から日当たり良くきれいに撮れました。


 駐車場から石段を上って分岐に向かう。先にカメラを持ったおじさんが上って行かれ、私は少し後から出発しました。


石段を上ったところに東屋があり、そこからすぐ先が登山道の分岐点。右手は沢で、絶えず水音がしています。


 ここが分岐点。南尾根コースの方が距離が少し長いけど傾斜はなだらか。ブナの木コースの方が急登が多いです。沢を2回くらい渡りますが、初めてだと少し道が分かりづらいかも。下りの方が分かりやすい印象でした。


(*  ̄▽ ̄)v- 私はこの日は南尾根コースから。登り始めるとキランソウがお出迎え。ここはヒルが多いので有名で、昨年はスマホを地面に固定して撮ってたら手首に上って来やがりました(涙)  靴には忌避剤の「ヒル下がりのジョニー」をばんばんに吹き付けてますが手は死角。地面に手は着けませんキリッ!!


 あ、タニギキョウも咲いていた。これまでは沢沿いのブナの木コースの下の方でしか見た事がなかったけど、沢から離れるこちらにも咲いていて意外でした。今年初めて見た白く小さな可憐な花でした。


 南尾根コースの序盤。落石が流されてくる枯れ沢を渡り、少し傾斜の強い道を登っていきます。


 そして斜面を巻いて螺旋状に登る。左手は深い急斜面なので滑落注意です。緑のトンネルが気持ちいいですね。


 はらはらと桜の花びらが降ってきた。これは山桜かな? まだ咲き残ってたんだなぁ。


 見上げるとずいぶん高いところから降ってきてました。まだ4月だけど春も終わりです。


 道の途中に眺望の開けた箇所があり、登り始めでもけっこう高度感がある。秋の紅葉も美しいですね。


( * ̄▽ ̄)v- 斑入りのフモトスミレも咲いてました。葉の模様がきれいすね。ここも何種類ものスミレが咲く山です。