( * ̄▽ ̄)v- おおイイ色合いと光量。ミツバツツジの通り道がとても鮮やかで、帰り道も気持ちが華やぎました。



 登り口で石の表面がキラキラ光ってて、よく見ると石英だけでなく黒や金の雲母の粒もありました。調べてみると流紋岩には含まれず花崗岩や堆積岩に含まれるとあり、これは風化して崩れた花崗岩なのかな?  ここの沢の砂にはキラキラした金の粒が混じっていて、こういう岩が風化して砂になってるのかも。川の砂には乳白色の石英の粒も見られます。


 これぞ恵那という花崗岩の丸石群。恵那市と中津川市の山でよく見られる光景で、極まってるのが山頂がこうで古代の盃状穴や線刻がある笠置山。巨石が多いので自然信仰の対象になってたんですね。笠置山は雨乞いの祭祀の山で、ふもとにも広い範囲でメンヒルや列石が見られます。ここも昔はもっと高い山で、風化した花崗岩が崩落して今の形になったと思います。


 沢にもよく日が当たってました。砂底が気持ちよさそう。なだらかな沢で優しい印象です。


( * ̄▽ ̄)v- あ、下りだと桜が見えた。新緑の上の方に咲き残っていて、これが道にはらはら降ってくるんすね。うちの方ではすっかり濃い緑色になったけど、ここでは新緑が目に沁みるよう。短い間の彩りです。


 浅い淵にほんのり青みが見えました。魚はいるのかな? 暑くなったら涼みに下りますキリッ!!


(*  ̄▽ ̄)v- ウスギヨウラクを見納め。花の先端にピンクの斑点がよく見えるものを見つけました。大抵のツツジは花の内側に斑点がありますが、これは外側に浮いて見えるんすね。ほんのり浮いてるくらいが綺麗かも。


 これは何だろう。行きには気づかなかったけど、同じ道で帰ると発見があったりします。行きでどこ見てたんや自分?って事がよくありますね。視界にあっても認識しないことはあるみたい。


 11:40くらいに寿老の滝に帰着。けっこう時間をかけました。戻って来ると新緑の紅葉がひときわ鮮やか。滝も涼しそうでした。


( * ̄▽ ̄)v- 昼近いから光量増し増し。光を浴びるスプラッシュ感がいいっすね。沢はそんなに水量が多くないのに、落とし口が狭いからここで一気に水が噴き出すんですね。浴びてぇ。


 砕けて飛び散る水がきれい。地下の花崗岩に濾された水で、透明度が高い。沢にもう少し深いところがあればと思いますがそこは残念。


 下の方ではほんのりと水煙も立ってます。明暗がくっきり撮れました。


 滝はしぶき派の私が撮るとこう。そんなに高くないけど水がダイナミックな良い滝です。直瀑より段瀑の方が見ごたえがありますね。


( * ̄▽ ̄)v- あっ!砂底に金の粒がいっぱいある。これが砂金ならゴールドラッシュだわ? けどこれは雲母片がさらに細かくなったもので、さっき岩に浮いてたやつ。岩が風化して砂になって流れてくると、分離してこんなふうになるんすね。浮世絵では雲母刷りって技法があって、顔料に混ぜて使われました。よく見ると黒雲母と、細かくなった石英の粒もたくさんありました。ここ固有の眺めです。


 石英がたくさん入った石を発見。氷砂糖を含んだ焼き菓子みたいです。


 濡れてた方が綺麗なので砂底に置いてみる。これは雲母が含まれてないですね。砂底のキラキラとクリアな水に添えてきました。


 ああたくさんの新緑にまみれられた。もうそんなに味わえないと思いますが、収穫豊かな流れ旅でした。新緑の紅葉は葉が柔らかく、触れると羽毛のような感触です。これから色濃く固くなりますね。


 里に出るとまだまだ桜も咲いてました。田んぼに水が張られてて、そろそろ田植えの時期のよう。ここも良い水で米づくりができるんですね。あと蕎麦も。羨ましい限りです。