川原から見上げる登山道。この日の写真は全体的に白っぽく、青葉が茂る前の木や岩壁に日が当たってこう見えるようでした。


(* ̄O ̄)v- あれ、こんな所にイワカガミが育ってきてるわ? これまでは男滝からが自生地でしたが下の方まで広がってきたみたい。ここのイワカガミは濃いピンク色の花で、開花はもう少し先のよう。ここはまだ花芽が出るかどうかってところでした。


 日当たりのよい橋も見どころで、まずは右に天狗岩。


 男滝までやっと残り1kmを切った地点。ここで見上げると大きな天狗さんが見えるはずですが、


(;  ̄▽ ̄)v- 昔は天狗の横顔だったみたい。鼻が折れてしまってます。ことわざ通りですね。「天狗になる」というのは知ったかぶりの教えたがりの意味もあるそうで、昔の修験者にはままあったよう。子供とかを拐うのは「いいトコ見せたるわー」と連れてってしまったりだったのかな? とんでもない所に置き去りにするのが玉に傷。


 左手には対照的な小滝が並んでて、左が岩に隠れるような斜め滝。右がどっしりした段瀑です。両方撮ろうと思うと小さくなっちゃう。
 左の斜め滝。浅い淵のエメラルドグリーンが綺麗です。ここもアカヤシオが咲くんですが開花前。咲くといい風情です。


 右の段瀑。積み重なる岩に流れ落ちる小滝で、白いしぶきの分岐が見ごたえあり。もっと水量が多いと水の迸る感じがダイナミックで、絵になるなぁといつも思います。


 橋を渡ったところから男滝と女滝が臨める展望台がありますが、女滝は見えないような。葉が茂ってない今なら見えたかもですが、時間を惜しんでスルーしました。登山道から離れた女滝はまだ1度も見た事がありません。

 ↓これが軽装可の遊歩道ってマジかと初めは思いましたが、遊歩道終点の男滝までは浮き石は少なく足元は安定しています。遊歩道から上は明らかに違うので、ここは石を固定しているのかな? まだ崩れにくい場所ってことかもしれません。


 対岸の岩山の上にやけに白い面が出来ており、最近崩落したような。あちらは道がないので行けないところですが、あんなふうに崩落した岩が谷に落ちて渓流を作ってるみたいです。


 岩場を進むとまた橋があり、ここが早春にまだ冬の名残りを残す場所。橋の手前に岩が積み重なってる場所があり、その隙間からすごく冷たい風が吹いてきてます。


(* ̄▽ ̄)v- あっ! こんな所にバイカオウレンのつぼみを発見。よかった間に合った。ここでは男滝より上からよく見ますが、これも自生地が下がってきたのね。今年は見逃したと思ってたから歓喜でした。これなら上の方にも咲いてるわぁ。


 積み重なる岩の隙間。奥行がけっこうある感じで、とても冷たい空気が流れ出してます。奥には地面にしみた雪解け水があるんじゃないかな。


 まだ雪が残ってる。ここは日陰なのでなかなか溶けきらず、昼にちょっとずつ溶けて夜に凍るのを繰り返してるんですね。ここに雪が残ってると1850m地点の兜岩から先には残雪があり、3月くらいだとまだ冬装備が要ります。いちど春仕様で登頂したら難儀しました。膝まで埋まるくらい残雪がありましたね。


( * ̄▽ ̄)v- この橋を渡って少し登ると避難小屋がありますが、橋から見る中央に日当たりのよい平らな斜め岩が見えますね。あの下が私の近年No.1のポイントです。