( * ̄▽ ̄)v- 調査開始と共に、屋敷のガイドさんから「これは絶対に解明してほしい」ってネタが提供されました。↓これはご本人出演の再現映像だけど、ゴーストツアーのガイドのメリッサさんが2人の男性を案内した時に起こったことです。


 ロブとパトリックという男性と共に屋敷に入ったところ、急にロブさんが体調不良を訴えた。何やら急に胸が苦しく、体が熱くなったそう。心配したメリッサさんは2人をリビングに案内し、そこのソファで休ませます。
 ロブさんは発熱してるようだけど体温計がない。メリッサさんは「きちんとした検温はできないけどサーモグラフィーカメラがある」と思いつき、2人の向かい側に座ってカメラを向けました。そうしたらオーマイガー!!

( ; ̄▽ ̄)v- あらやだこれは斬新ね。実際に撮られた写真がこれですが、かなり体温が高くなってるロブさんの左隣に誰かいる。こんなにあからさまに写るものなの? もちろんその時には撮影者のメリッサさんの他にはロブさんとパトリックさんしかいなかったそうで、これは来るものがありますねぇ。


 そしてこの手のホラー映画ではあるあるな眺め↓  科学者チームの他にもゴーストハンターのチームが入っていて、幽霊や怪奇現象が起こるとされる場所に待機。人数が足りないところは無人の定点カメラや集音マイクがたくさん設置されてました。牢屋のような部屋は何だろう、収容所時代のものかな。


 ここで唐突に紹介されるフォックス姉妹。好き者に知らぬ者はいない「ハイズヴィル事件」というのがありまして、1847年にニューヨーク州のハイズヴィルという村のある家が幽霊屋敷だと騒がれたんですね。

 そこには3人の娘さんがおり、お母さんが日頃から家の中で妙な音がするのを気に病んでたんですが、娘さん達がそれは幽霊だと言い出す。彼女らは霊と交信し、この家でかつて行商人が殺され埋められていると言い、研究者や見物人の前で霊とのやりとりを披露しました。

(* ̄ー ̄)v- 霊は姉妹の呼びかけにパキッとかいう音で答え、実際に家の地下室から人骨と行商人の使う缶が出たので家と言うより三姉妹が有名になりました。けれども懐疑派が「長いスカートの下で足の関節を鳴らして音を立てている」と看破し、姉妹の1人はそれを認める。少なからぬ収入になっていたので、いちばん上の姉に口止めされていたんすね。さらに後年に暴露を撤回しましたが、有名になりすぎて良い事ばかりではなかったよう。今ではイカサマ説が定着してますが、米国のゴーストハントの始まりはこれなんですね。当時は英国でも米国でも降霊会などが盛んに行われていたそうです。

(*  ̄▽ ̄)v- さて本題。科学者チームとは別に入っていたゴーストハンター達は地下の厨房に現れるというドリスの幽霊を待っていましたが、なかなか出ない。すると誰かが「呼びかけてみない?」と提案し、テーブル上の物を動かしてくれないかとか、美しい声を聞かせてと懇願しました。


 するとくぐもった女性のハミングのような音がした。厨房にいた男性と女性の2人がそれを聞きとりましたが、不思議なことに女性は「Beautifulと聞こえた」と言い、男性の方は「3つの音から少し遅れてもう1つ音が聞こえた」と言いました。それは屋根裏部屋を探索していた科学者チームに無線で伝えられ、玄人の群れが厨房にやって来ます。


 ただちに各分野の専門家が各々の分野から「他より少し涼しいくらい」「音を可視化してもとくに異常はない」と言う。少し計測のタイミングが遅かったようで、でも不思議な音はマイクに納められているので後で詳しく調べることになりました。

その後はとくに目立った現象は起こらず、これを予定調和と見るか屋敷が沈黙していると見るかは人それぞれ。あとは屋敷中に仕掛けられたカメラとマイクをくまなくチェックする運びになりました。

( * ̄▽ ̄)v- ああホラー好きには心なごむ定点カメラの映像群。変な人ですね分かります。これ全部異界に繋がってるかもしれないと思うとワクワクしますわ。

 お金かかってんでー。チェックするのも大変ですねぇ。くまなくチェックしたところ、やはり2つほど奇妙な現象が捉えられてました。


 まずは最近すっかり知名度が定着したオーブ。ドリスの霊が現れると言われる地下の厨房と、救貧院時代の子供部屋の前でふわーっと漂う光球が撮られてました。


 そして1階の遊戯室。卓上のボードゲーム盤に4枚のコインが立てられてたのが、誰もいないのにおもむろに2枚倒れた。パタン、パタンと対角線上の2枚だけ。これは不思議ですなぁ。

( * ̄▽ ̄)v- ここからは科学者のターン。まずいちばん解明しやすい?のはオーブで、地下の厨房でおもむろにジェンカのように一列に並んで歩き回る科学者たち。そして部屋を出て定点カメラをじーっと見ると、確かにオーブのような光球が写りました。

 これはよく言われるもので、科学者たちは部屋を歩き回って埃を立てたんですね。目には見えないけどハウスダストは室内を浮遊しているもので、それがカメラのレンズに近づくとピンボケし、さらに僅かな光に反射して光球のように写るそう。小さな虫でも同じ事が起こると言われます。


 体には感じなくても、室内には常に気流も発生してる。科学者たちが歩き回って舞い上がった埃がそれに乗って流れるように動いていたそう。でも、そればっかりじゃないと思いたいかな?


 玄人には初歩の初歩みたい。めっさ余裕です。