迫間城跡から下りて尾根道へ。ここからはトレイルランナーが走っていいんですね。この緩やかな坂を下りると尾根道に合流します。


 合流したところに道標。ここから右に少し進めば境内に下りる道があり、そこを行くつもりだったのですが急に気が変わりました。

( * ̄▽ ̄)v- もう下るだけだから楽なんですが、我ながら不可解な心変わり。来た道を引き返す方が面倒だけど、なぜか同じ道で戻りたくなりました。歩く距離は長くなりますが「少し疲れてるなぁ」と思ったんすね。不可解でしょう?

 この先から境内の山茶花林に下りる道はちょっと急峻で、狭い岩場を通るんですね。ここまで来たら近道だけど気が向きませんでした。少しでも長い距離を歩きたかったのかもですね。


( * ̄▽ ̄)v- と言う訳で進路は左。迫間城跡の下を通って再び八方不動→奥の院に下りましたが、いま写真を見返して「尾根道を歩きたかったんだな」と思いました。ここや高澤観音の裏の高澤古道が歩くのにいい季節だろうなぁ。日当たりが良くて見通しもよく、明るい一本道が先まで続いてるのはいいものです。


 正午近くなって青葉も道の上の枯葉もよく光る。人里からはそんなに離れていませんが、それなりに離れていて静かで落ち着く。こういう道は好きですね。


 思ったより迫間城への登り口まで距離がある。今は腰の違和感をどうしたもんかなと思いながらこの日の道行を振り返ってますが、やっぱり行きたいなぁ。ははは(涙)


 また八方不動からエンドレス石段へ。後で腰に激痛が来たのはこれかもしれない(涙)  山では気持ち的に階段の方が足腰に負担がかかるやうな。いやいや日頃の鍛え方が足りないんだわと実感しやした。


 登った時はパラパラと氷のかけらが降ってきたけど、さすがに正午だとそれも終わってた。残念なような、その代わりに光豊かな道で良かったなぁと。


 奥の院まで到達。やはり谷間なので日射しが射してないですね。明るい尾根道を堪能したなと感じました。


 雪をかぶった水子地蔵群。迫間不動尊を心霊スポットと紹介する本やサイトではよくここの画像があります。ここでの怪異譚には「いきなり突風が吹く」って話もありますが、それは地形のせいじゃないかなと。私は吹かれた事がないです。


 本堂の前を通りすぎ、これが建設中の東司。この裏の山茶花林から上がってくるつもりでした。あの尾根上から下りて来ましたが、下りてしまうとあそこにいた実感があまり無いなと。


 今度は中央不動尊が無い方の石段を下りる。池はまだ日陰になっていて、張った氷も溶けてませんでした。


( * ̄▽ ̄)v- それでも朝よりは明るいかな。モノクロの景色ではなくなってました。


 少し迷ったけど殆どハイカーもいないので、迫間不動尊のオアシス「極楽茶屋」へ。中華そばとおでんが名物で、各務原アルプスに来たら一度は寄りたいお店です。


( * ̄▽ ̄)v- シンプルかつ美味の中華そば500円。体が温まるし塩分補給にもってこい。今年もゆっくり味わいました。


 道路を挟んだ向かい側には産直市場があり、その脇に奥の院や中央不動尊から流れてきた水が小さな滝を作ってます。土管から流れ落ちてるけど小滝の風情。小滝の下に小さな淵があり、水面に光の波紋が鮮やかでした。水は冷たいけど何となく春の気配を感じました。