柔らかい日射しで紗がかかったような登り道。うねるように石段が上へ上へと伸びており、正直しんどいところです。


( * ̄▽ ̄)v- 足元に雪はないけど、歩いてたらパラパラと雹のようなものが降ってきた。木に積もった雪が溶けて氷の塊になって落ちるんすね。晴れてるのに雨のような音がして、水晶のかけらが降るようでした。


 少し登ると建屋つきの小祠がある。これも先達さんが奉納された不動明王の祠です。


 古い時代のものでなく清掃用具を納めた建屋もついていて、個人か小規模の講社が大切に祀られた感じ。境内に満ちる不動明王像や霊神碑群はいったんここで途切れます。


 石段の横を見ると青葉が茂ってて、日陰にはまだ雪がある。迫間不動尊は標高309mの迫間山の中腹にあたるので、ここは7~8合目になるのかな。小休止を含めて尾根上まで15分はかかります。


( ; ̄▽ ̄)v- 初めてここを登り下りした時には膝が笑いました。実はこの後、翌日は出勤でその次の日曜は休みだったんですが家で腰にビシッと激痛が走り歩けなくなりました。好き勝手書くから罰でも当たったのかと思いましたが、整形外科に行ったら腰椎すべり症になっていて、そこでついでに神経がどうかしたようです。

 それで出勤不可能になり今週はお休み。注射と服薬で今はずいぶん楽になりましたが、職業病ですね(涙)  これを避けるための流れ旅でもあるんですが凹むなぁ。飯の種が大事だから今週は行けないので、いつも以上にダラダラと書いてます。


 パラパラと氷の塊が降ってくる。日が高くなると木の枝や葉に凍りつく氷が溶けるんですね。途中で腰かけて休む時、綺麗だなぁとしげしげ見てました。


 登る途中に五色の布が木に巻きつけてある箇所があり、どんな意味があるのかな?  ここも尾根上の八方不動への参道なので、信者さんが巻いたものだと思います。


 まだまだ続く石段。でも空が広く近くなり、体も暖かくなってきた。上着を腰に巻いてえっちらおっちら登ります。


 こんなほっこりする小祠もあり。和みますねぇ。


 もう終わりにしてほしい(涙)  各務原アルプス全踏破の際は迫間不動尊に下りるとけっこうキツいと思います。いちばん下の極楽茶屋で中華そばやおでんを食べるのが目的ならいざ知らず、尾根上に戻るのがえらい(方言:しんどい)  ここを通らず救いの自販機前から金比羅山(383m)経由だと更にドツボ。舗装路で明王山の頂上直下に行くのがいちばん楽な気がします。


( ̄▽ ̄;)v- けど迫間不動尊から尾根上への最短距離はここですな。救いの自販機の裏の山茶花林からも行けるけど、奥の院からだとこのエンドレス石段が直通です。おや白い峰が見えてきた。あれは滋賀県境の伊吹山でございましょうか?


 「終わりにしてくれ石段」と懇願するレベルになった辺りで再び霊神碑が現れる。周りにあるのは三十三観音で、これは関市で観音信仰が盛んだった名残りかも。


┏( ; ̄▽ ̄)┓ゼエハア。霊神碑の中央に、本堂に写真が掲げられてる「覚忍霊神」のお名前がある。迫間不動尊の中興開山者とのことですが、どのくらいの年代の方かしら。堂舎は大正時代に今の形になったそうだからその時の先達さんかなぁ?


 ふと思ったのは、グランドマスターの覚明霊神の霊神碑を見てないなと。たくさんあるから見落としたかもですが、あるとしたら暗くて石碑の文字がよく判読できない奥の院の中だろうか。まだまだ通い足りないなと思いつつ、もうそろそろ尾根上です。