(*  ̄▽ ̄)v- 日曜日は買い出し流れ旅。土岐ICの近くに激安スーパーがあるので、母と兄を連れて遠征ついでに鬼岩公園。可児郡御嵩町と瑞浪市にまたがる国定公園で、木曽駒ヶ岳系の七千年前の花崗岩がドカドカと林立する奇岩の景勝地でございます。


 鬼岩の由来は巨岩でできた天然の岩屋に「関の太郎」という鬼(山賊)が住みついて里で悪さをしていたから。関の刀鍛冶の徒弟がグレて山賊になったもので、朝廷に討伐されその首塚が御嵩町にあります。巨岩めぐりコースの岩屋にコンクリート像があり、牢名主のように睨みをきかせてますが、そちらは母にはしんどいので上の松野湖まで車でガーッと上ってきました。


(*  ̄▽ ̄)v- なかなか広い人工湖で、治水や灌漑用のダム湖です。これは砂防ネットで区切られた部分で、ここが放水する時は岩めぐりコースから必死こいて退避せねばなりません。昔は冬に凍ったのでワカサギ釣りができたよう。今も釣りのメッカですが「ブラックバスを放すな!」って看板があり。下呂市金山町の岩屋ダム湖はもう開き直ってバス釣りのメッカになってますが、ここは外来魚には厳しいみたい。


 そんなに高い場所じゃないけど恵那山が見えます。ここはもう東濃(東美濃)なんですね。私は中央道より下道の国道19号が好き。土岐市→瑞浪市→恵那市→中津川市の順番で、そこから先は長野県。ずいぶんご無沙汰ですがまた行きたいすね。


 向こう岸に丸みを帯びた巨岩が見えますが、岩めぐりコースにはもっと大きな岩が積み重なるようにそびえてます。花崗岩はマグマが冷えて固まってできた岩で、内部に含まれるいろんな鉱物がせめぎ合って方状節理という割れ目ができるんだそう。それは飛騨小坂の巌立峡のような柱状節理(細長い柱を連ねたような表面)とは違い、大きな立方体を作るもの。

( * ̄▽ ̄)v- その立方体の表面が長い年月をかけて雨風に浸食されたり風化すると脆くなる。これを「マサ化」と呼ぶそうで、東濃によく見られるんですって。で、表面がマサ化して崩れ落ちると内部にできた立方体の硬い岩が残る。こうして出来たのが丸みを帯びた花崗岩の塊で、それが沢山あるのが鬼岩公園。およそ7000万年前の花崗岩だそうです。最近は「鬼の一刀岩」と銘打たれ、鬼滅の刃ブームに乗った岩もあります。


 紅葉はそんなに多くないけど、ある場所ではなかなか鮮やか。岩めぐりコースの入り口にはホテル「鬼岩湯元館」があり、その周辺に紅葉が多いです。


( * ̄▽ ̄)v- 紅葉も黄葉もあり、日曜なので人出は多かった。駐車場には尾張小牧や名古屋ナンバーが多かったすね。


 これは何の実かな? 赤くなる前に落ちてしまったのかもですね。


 そして帰りは八百津町の後藤食品。卸売市場のようなスーパーで、この時期には観光バスが来る事も。国内外の松茸がドカンと並ぶからですね。


( ̄▽ ̄;)v- ええと国内産だと信州産や地元の八百津町産ですが、外国産松茸はカナダ産はともかくトルコ産・チベット産が出てるのがいつも不思議。どんなルートで輸入してるんだろう。しかしなかなか値崩れしないわ? 値引きされてもお安くないし、こんなに沢山でなくていい(涙)


(* ̄ー ̄)v- 八百津産は山に取りに行ってるそう。こういうところが田舎っていいわねぇ。うちの方ではもう山の手入れがままならないから里山が奥山になりかけててちょっと入れません。熊の目撃情報も出るようになりました。


(* ̄ー ̄)v- ヘボ(地蜂)の巣ごと販売にも時代の変化アリ。ほんの数年前まではこんな注意書きや保護ネットなんて無かったわ。


 巣からピンセットなどで丁寧に取り出した成虫や幼虫を佃煮にした瓶詰め。珍味で栄養価が高く、これもお安くはありません。私はこれは無理(涙)


(* ̄ー ̄)v- でもイナゴの佃煮なら食べられるこの不思議。あえて購入までしませんが、こちらにはそれほど抵抗感ナシ。ヘボでも成虫ならまだ大丈夫ですが、幼虫の「ぷちっ」って食感がダメです。


 何とか1パック900円の小パックのカナダ産松茸をゲットして、やっと作れた炊き込みご飯。細かく刻みすぎて香りが飛んでしまいましたが幸せでした(感涙)  冷めたら熱いお茶でお茶漬けにするのも大好きですキリッ!!