都市伝説「アステカの祭壇」は囁かれた当初から何かビビッと来なかったのですが、皮剥ぎ神からいつものカレー理論でダラダラと連想してみます。


※カレー理論……主に女にありがちな「数多の食材を切って鍋に入れて煮込めばカレー」または「考え無しに調理し始めて、途中からカレーかシチューかポトフに定まる」展開法。オチは途中から生まれる。行き当たりばったりとも言う。


( ̄∀ ̄)v- 私の書くもんなんかいつもコレですわ。


あまりに「最近まで怪奇児童書ってあったのか!」と新鮮だったのは1枚目。この位の漢字にルビが振ってあるのって子供向けの本ですよね? 私の世代が小さな頃だけかと思ってました。


( ̄ー ̄)v- 最近は奇跡体験アンビリバボーはめっきり心霊ネタを採り上げなくなりましたが、昔はガチでした。民放各局では昭和オカルトブームでもフジテレビは遅い方だったと思うのですが、後から飛ばしてきた。心霊再現ドラマのクオリティがやたらに高く、アンビリの頃は一番「視聴者を殺しに来ていた」ように思います。


でも一番好きだったのは「杉沢村」とか「七つの家」みたいな忌み地・謎の廃墟の探索シリーズだったんすね。心霊ネタでも心霊写真特集や霊能者の霊視は「小さい頃にさんざん堪能した」って感覚が強くなっていて、フェイクドキュメンタリー色の濃い杉沢村とかの方が面白くなっていた。


( ̄ー ̄)v- アンビリではちょうど立原美幸さんがブレイクした頃。それまで親しんできた(?)テレビに出る霊能者は宜保愛子さんが頂点で、もはやイロモノとしての織田無道氏のインパクトを楽しんでいた。


立原美幸さんは「見た目が普通の霊能者」がブレイクの理由でもあったと思いますが、昭和オカルト世代ゆえの違和感からか、私はあまり真剣に見てなかったんすね。後に陰陽師も現れてご対面されてたけど、正直笑いをこらえて見てますた。


確か「アステカの祭壇」は立原美幸さんが最初に言われた話だと思うんですが、いろいろ調べたら、ハッキリと「古代アステカの生贄の祭壇」と言われた訳ではないんすね。心霊写真の鑑定の時に、「大昔の残酷な儀式に使われた祭壇のようなものが写ってる」と言われたくらいで、それがイメージ先行で古代アステカのものと囁かれるようになった、と。


( ̄ー ̄)v- 同じ疑問を持った人は多いもので、検索すると「なぜアンビリは心霊ネタをやらなくなったのか?」について書いてる方は多い。広義では「なぜ民放各局が心霊ネタ(バラエティ色がないもの)を扱わなくなったのか?」ですが、こちらの主な理由はオウム事件や宮崎勤事件や酒鬼薔薇事件………だけでもなかった。


( ̄ー ̄)v- BPO(放送倫理・番組向上機構)から「科学的な裏付けがない題材を扱うな」ってな通達があったとか何とか。あと視聴者からクレームが来るようになったとか何とか。ヤラセに厳しい時代になり、川口浩探検隊的な「ヤラセではない。演出だ!」も、好き者がわざわざ明言せにゃならん面倒くさい時代になったというのが真相のやう。


フジテレビ発の「アステカの祭壇」に限っては、それがアンビリが心霊ネタを扱わなくなった原因だと囁かれた。あまりにもまがまがしい、「古代の生贄の怨念が時空を超えて写真に写ったモノ」だったから、分かる人々(霊能者)から局に「全国に放送するなんてけしからん」と苦情が集中したとか何とか。


でもさ、


( ̄ー ̄)v- そもそも古代アステカと名指しされてないし、現代の写真に写り込むってちょっと唐突すぎないかな。


私はその辺のポッと出た感(こじつけ?)に馴染めなかった。確かにかなりダイレクトな儀式をやっていたのは事実ですが、かつて某巨大掲示板・VIP板に「お前らマヤ・アステカ・インカの区別がつくか?」スレが立っていたように、イメージ先行で「とりあえず残酷な儀式=アステカ!」になってたんですね。


( ̄ー ̄)v- これはあの名ナレーション「おわかりいただけただろうか?」を耳元で囁かれても押し切れないこだわり。説明が足りない。唐突感を埋める因果がない………


( ̄ー ̄)v- 一言で済ませると「もっとうまくやって下さい」。でももしかして、これは昭和オカルトブーマーの頭が古いだけで、今はこれで済むんだろうか?


今調べたら、アステカの祭壇だけでなく、他にヤバい写真があったからとも言われてるみたいすね。放送されておらずネットにも流れてないとかで、そちらの方がフェイクドキュメンタリー風の魅力があるかも。



アステカの祭壇の写真としての謎解きは、「レンズつきフィルムに付き物の撮影ミス」。写ルンですのような簡易カメラだとシャッターを押す時に内部の部品が写り込んでしまうとか、今のデジタルカメラでは起こらないバグだそうです。



うまく因果話を盛り込めばよかったのに………(←あっ)