ひそかな期待(←外道)に反して、モニターされる被験者が過度に怯えたりする様子は映りませんでした。


実験結果の報告書(論文?)はカエルが動くものに飛びつくように撮りましたが、あらためて見直して「ん?」となりました。


“felt like they were spinning around”
(自分がぐるぐる回っているみたいだった)

( ̄ー ̄)v- they?


割とどうでもいい疑問でしたが、字幕では被験者の1人が「自分がぐるぐる回っているみたいだった」と証言したように感じますよね。私は中学時代にエレンと太郎(sheとhe)が出てくる教科書で英語を習ったせいか、「なんでthey wereなんだ?」と不思議に思ってしまいました。


( ̄∀ ̄;)v- なんか2015年から、三人称の単数形でtheyを使うのがメジャーになってきてるんですって。近年のジェンダーフリーの広がりから、heでもsheでもない「彼は」「彼女は」を表すのにtheyを使うようになってきたみたい。


別にジェンダーフリーに関係なくても、16世紀ごろ、シェイクスピアなんかが三人称の単数形として使っていた様子。でもこの実験結果の報告書は、きっと執筆者が被験者の様子を書いたものですね。番組の字幕だと「自分が」になってるけど、本来は「被験者たちは」って意味のtheyですな。壁が回ってたんかと思った私は、グローバル社会に向いてません(笑)


この実験では私が期待するほど劇的な結果は出なかったようで、クリストファー・フレンチ先生は以下のように語られました。


( ̄○ ̄)……結果を統計にまとめると、あまり大きな差はありませんでした。

( ̄○ ̄) 低周波音や電磁波が無い状態でも異常な体験を語る被験者が多く、それらの有無は大きな影響がないように見受けられたのです。


写真の5枚目に、そこはかとなく「チッ」って風情が漂っているような気がしないでも。「もうちょっとキツめの低周波音と電磁波を当てときゃよかった」だったらアレですな。英国産の実験系ホラー映画の最果ては、パート3では頭とお尻をいったい何人繋いだか分からない「ムカデ人間」。絵に描いたようなマッド・サイエンティストも、原形はちゃんとした学者先生のギリギリ実験なんすよね。


( ̄∀ ̄)v- うーん。個人的に期待したんだけど、低周波音や電磁波は「幽霊の正体=幽霊を見る有力な外部条件」とは言えない感じっすね。



でも前のスイス工科大学の実験からは、人間の知覚器官と脳の働きは、幽霊を見る際に決して無縁ではないように思える。曖昧模糊としてますが、何となく分かるような分からないような……