データフォルダを見直すと帰りはあまり写真を撮っておらず、小休止を挟みつつもやっぱり急いでたんだなと思いました。


( ̄∀ ̄)v- 1枚目は頂上近くの木立の中ですが、第二~第三高原から頂上までの辺りはこんなふうに、案内表示や通行禁止のロープが張られてないと道を間違えそうな箇所がありました。


ぱっと見では中央に奥に続く道があるように見えますが、正しいのは左に向かって進む方。ここは矢印を見ても「本当にそっち?」と戸惑うような茂みでしたが、確かにその通りでした。


二の谷登山道の遊歩道終点(夫婦滝)から上は最初からこんな感じで、案内表示の間隔が広く、それだけを頼りに登るのは私にはまだ難しい。ぱっと見では道に見えても、少し進むと行き止まりという箇所が多かったです。


「低山は迷宮だ。高さは無くても道を外れたら広大で、捜索で見つけてもらうのは難しい」


これは今までにも知識としては分かっていましたが、実感したのは自分で山に入るようになってから。「迷ったら下りたくなるのは人情だけど、登って道を探す方が安全」というのも道理にかなう。でもその登りさえまっすぐ行けるとは限らず、自分ではそのつもりでも、単に斜面を横に移動しているだけかもしれない。それはとても怖い事ですね。


( ̄∀ ̄)v- この三の谷登山道は道の整備と配慮が行き届いていて、玄人には「長くて退屈」ですが私には良い道でした。いつか二の谷登山道からも登れたらいいんですけどね。


下の方は延々と、山の斜面を端から端まで行き帰しながら下りる長い道。また少し雨が降り出しては止む繰り返しでしたが、15:40に無事に登山口まで下りました。休憩を含めて往復8時間。私にとっては上出来です。


( ̄∀ ̄)v- そして登山口からキャンプ場まで、消化試合みたいな心地でテクテク歩く。広くて平坦な林道からはすっかり夏の色になった山々が近くに見えましたが、上の方は白く煙っていてよく見えない。ここらにたくさん連なってる山の上部も、いま登ってきた高いところと同じ景色なんだろうなと思いました。


( ̄∀ ̄)v- 林道にはコップも備えつけてある水場があり、そこで頭から冷たい水をかぶってついでにゴクゴク。すっかり干上がった体には恵みの水でした。


キャンプ場に帰り着いたのは16:10。川原に下りて足を洗い、予定より少し余裕のある時刻に帰ることができました。



( ̄∀ ̄)v- 感無量です。