それなりに心拍数を上げながら八合目に到達。ここが御嶽信仰が盛んだった頃の遙拝所の跡です。


( ̄∀ ̄)v- 御嶽山じたいがご神体で、死ねばそこに帰り修行を続けると言われる山なので、「御嶽さま」と呼ばれる小祠や石碑は御嶽山を遠く望める山々の中にあります。そこが里に社を構える白山信仰と少し違う。白山も見えますが、この辺では山中にこういう跡があるのはたいがい御嶽さまなんすね。


小さな祠にお地蔵さまみたいな石仏と、あと文字が刻まれていてももう判読できない石片がありましたが、昔は陽物をかたどった古代の石器だったそう。そちらの方が見たかったすね、御嶽信仰以前の古いものでしょうから。


今はガランとした林で、見通しよく風通りのよい広場でした。ここからは道幅は広いけど傾斜のきつい上りが続き、九合目(標高1315m)をちょっと越えたところに「高岩大権現神社」という道標がありました。


-v( ̄○ ̄;) 権現は神仏習合のもの。(神道の神であり仏教の仏であるもの) 仮の姿で顕現したものという意味みたいだけど、ここも御嶽さま以外にいろいろあるのね。



登山道を少し反れた先にありましたが、その途中に、今の季節に山で見かける可愛い花が咲いてました。中津川市でよく見るのは紫がかった薄ピンクだけど、ここには紅色の花もあり、小さいけど可憐な花でした。