観音堂の隣には石仏が並んでおり、これは女郎塚と呼ばれてます。


( ̄ー ̄)v- 宿場町として栄えた頃に、たくさんの宿場女郎や飯盛り女がいたのだそう。もともとは由来不明の塚だったけど、身寄りのないプロの女性を葬るために、同じ境遇の女性らが土を運んだりしたのだとか。


石仏は五十体あると聞いてましたが、パッと見た感じでは少なめ。でも数えたら余裕で五十体を越えてました。地蔵菩薩や千手観音など、いろいろありました。


( ̄ー ̄)v- 田舎だから吉原の浄閑寺(生まれては苦界、死しては浄閑寺)ほどではなく、宿場町に残っているのは珍しいそう。プロのお姉さんに限らず、中山道を行く旅人のもてなしに従事した女性が供養されてるんじゃないかな。どの程度がよそから来ていたんだろう。


石仏群の裏手には藤棚があり、平べったい瓢箪みたいな種がぶら下がってました。小雨の中を駐車場まで引き返す際、うっ、このデンジャラスなかほりは………


-v( ̄○ ̄;) ギンナンだわ。踏まないよう気をつけないと、車内にこのかほりが!


下を見ると落ちたギンナンの実がびっしり。まだイチョウの葉は青いのに、大粒の実が地面を埋めておりました。果肉を落として干せば茶碗蒸しに入れてよし、炒って殻を割れば美味。でも果肉がついてる間はデンジャーです。



慎重に避けて山門から下り、秋めいてきたお寺を後にしました。