釈然としないまま樹海をさまようサラとエイデン。少し後ろからついて行くサラは、ふと耳を澄ませます。


「……私と同じだわ。ずっと後悔してる……」


( ̄○ ̄;) !!


それは昨夜、焚き火の前で自分がエイデンに向かって語った言葉。知らないうちにボイスレコーダーに録音されていたと気づいたサラは、「どういう事よ?」とエイデンを詰問します。


( ̄□ ̄;) 許可してないのに録音を? そのために私と森に残ったの?


何かのはずみでボイスレコーダーを再生してしまったエイデンは「しまった」という表情になりますが、さすが雑誌記者。体勢の立て直しが神ってます。


( ̄○ ̄) ナンパの時に出まかせを言うのも癖だ。


イイ顔して言うな。サラは瞬時に女の勘をフル動員して、「片耳が聞こえなくなった弟の話も嘘ね?」と言い放ちます。


ヾ( ̄□ ̄;) 携帯を出して!!


まるで彼氏や配偶者の浮気チェックのように携帯を寄越せと要求するサラ。隠し録音はスマホだったようで、エイデンはしぶしぶ取り出して操作します。


ヾ( ̄□ ̄;) 何してるのよ!!

(; ̄□ ̄)q ロックを解除中だ!!


エイデンもイラッとしてきている。それでも言われた通りにスマホを受け取ったサラは、慌ただしくカチカチと操作し始めます。


(; ̄□ ̄) おい、何してるんだ?

p( ̄○ ̄;) 録音を消してるのよ。取材許可は取り消すわ、記事にしないで。


契約大国アメリカ人きた。意に添わぬ「取材」をされた事に激おこのサラは問答無用でエイデンのスマホをチェックしまくり、見つけてしまいます。


p( ̄○ ̄;) ……そんな……………


操作するうちに液晶画面に出てきたのは、エイデンが持っている筈のない妹ジェスの写真。ひと目見たサラは凍りつき、茫然と呟きます。


p( ̄ー ̄;) 仕組んでたのね。


形勢不利と知りながら(でもサラは出てきた写真をエイデンに見せてない。彼も本当に知らない“森の悪意”の可能性は残る)、「何の話だよ」と言い返すエイデン。


(; ̄○ ̄) 何なんだよ、何をそんなに怒ってるんだ?

( ̄□ ̄;) ウソつきの男と一緒にいるからよ!!



小さな不安や疑念の積み重ねが一気に爆発する。 サラはスマホを放り投げ、エイデンが気を取られた隙に駆け出します。