普通は山梨県警(富士吉田署)に行くものじゃないかと思うけど、そこはすっ飛ばして青木ヶ原樹海に向かうサラ。


( ̄ー ̄)v- 私は行った事がないですが、富士山の北西、富士河口湖町と鳴沢村にまたがる原生林。広さは東京ドーム6個分の3000ヘクタールで、溶岩の上にできた森林すね。


私が子供の頃は時々、テレビで「地元消防・警察による遺体捜索」が取り上げられていた。青木ヶ原樹海が自殺の名所として有名になったのは松本清張御大の小説がきっかけで、福井県の東尋坊・和歌山県の三段壁・栃木県の華厳の滝と同様に、そのイメージの払拭に苦労してます。(観光地だし)


( ̄ー ̄)v- 青木ヶ原の一斉捜索は「逆にアピールしてしまう」という危惧もあり、現在は定期的な見回りがメインだそう。(その後「完全自殺マニュアル」って本が出て、周知の上書きがされてしまった)


その本や、廃墟探索家の栗原亨氏の「樹海の歩き方」って本も読んでたんですが、サラが樹海にたどり着くまでの描写に違和感アリ。


( ̄ー ̄)v- 電車で「青木ヶ原駅」で降りてしばらく歩き、「鳴沢案内所」にご到着。でもこの案内所、どう見てもお寺っすよね。道行きもガイジンさんに分かりやすく、実際とは違うようでした。


でもとりあえずは「鳴沢氷穴」の近くみたい。案内所に入ったサラは、窓口のおばさんにめっさ流暢な英語で迎えられます。


ヾ( ̄○ ̄;) ……妹がここで行方不明になったの。

(* ̄∀ ̄) 見つかりましたよ?

ヾ( ̄□ ̄;) ええっ!?


スマホでジェスの写真を見せるなり、笑顔で即答するおばさん。でも何か笑顔がイヤだ………


( ̄□ ̄;) 本当に? 今どこにいるの?

(* ̄∀ ̄) こちらへ。


スタスタとカウンターを出て、奥にいるバイトの子に「ちょっとお願いね」と告げて案内するおばさん。でも部屋の奥のドアを開け、暗い階段を降りていく……


( ̄○ ̄;) ここは何?

(* ̄∀ ̄) 地下室よ。


石の壁に挟まれた狭い階段を降り、にこやかに答えるおばさん。欧米人には「日本人は表情から何を考えてるか読みづらい」「愛想笑いに馴染めない」って感覚があるそうですが、いや日本人から見ても、ここはにこやかだと怖いです……………


(* ̄∀ ̄) 見つかった遺体は、誰かがずっと付き添っていないと、一晩じゅう魂が騒ぐんです。


階段の上でたじろぐサラを「どうぞ(Welcome.)」と促し、さらに不穏なコトをのたまうおばさん。そこWelcomeちゃうやろ、あとお通夜を何か不穏な解釈しとるやろ!…………


(ノд≦;) ……オゥ!!


鼻をつく死臭。地下室に踏み込んだサラは一瞬ひるみ、目の前に立ち並ぶ「シーツを被った遺体の群れ」に愕然とします。無いってこんなん、こんな所に溜めてないって!!……………………………


-v( ̄ー ̄;) カナダ産の「呪」でもやられた。日本では、最初から話半分で聞くのがお約束の都市伝説ネタですなぁ。


しかしここで案内所のおばさんは「ちょっとお待ちを」と言って場を離れ、サラは遺体安置室に取り残される。これは厭だわ………


( ̄○ ̄;) ………!


遺体の群れを見つめていると、シーツがもぞっと動く。動いたように見えた。


ヾ( ̄○ ̄;) ………………………。



意を決し、さっきおばさんがシーツをめくって見せようとした遺体に近づくサラ。はやる気持ちを抑えられず、シーツに手をかけゆっくりめくってオーマイガーーーーーー!!!