そっとファスナーに手をかけてゆっくり開くと、


(* ̄○ ̄) ………。


中にいたのは小さな女の子。幼い頃の妹のジェスですが、


(* ゜□ ゜)カハアアアアアアアア!!!


ハイ来た、一瞬であり得ない大口全開の「グレイヴ・エンカウンターズ」顔! 続編までは余分だった顔芸ホラーの演出で、不吉感が否が応でも高まります。


目覚めれば朝。サラはまず妹の勤務先の学校に事情を聞きに行きますが、そこはどうやら女子高のよう。しかしここでも教室の戸を開くなり、自習中だった女の子たちが大口開けてキャアアアア!!


(; ゜д ゜)(; ゜□ ゜)(; ゜□ ゜)キャアアアアいやあああああああーーーーーーーー!!!


生徒さん達はジェスに双子の姉がいると知らなかった。改めて1人の女の子を交えて校長室で事情を聞くサラは、ちょっと空気を読む校長先生の通訳でいろいろ説明されます。


(; ̄○ ̄) ……樹海でいなくなったミス・ジェスが幽霊になって帰ってきて、殺されると思ったんです。

(* ̄○ ̄)「樹海から戻ってきた幽霊だと思った」そうです。幽霊とはゴーストのことです。


サラには「ユーレイ」が今ひとつ分からない。校長先生はまだパニックから回復しきってない女の子の言葉を、出来るだけ当たり障りなく解説します。


(; ̄□ ̄) 樹海には怨みに満ちた幽霊がたくさんいて、仕返ししに戻ってくる。

(* ̄○ ̄)「死後に平安を得られない魂が戻ってくる」

(; ̄□ ̄) 怒って!!

( ̄○ ̄;) ……ハイハイ。「怒りに満ちて戻ってくる」そうです。


女の子は必死ですが、校長先生はちょっとウンザリ。この年頃の少女に起こり易いとされる伝播性ヒステリーくらいに思ってる様子です。(昔 コックリさんが騒ぎになったやつ)


(* ̄○ ̄) 青木ヶ原樹海では、かつては“姥捨て”が行われていたと言われます。食べ物の足りない時代に、年老いた女性や病人を森に捨てに行ったと伝えられています。


ちょっと校長先生、それ何か違う。(涙) 全然当たり障りなくないです……


( ̄○ ̄;) ……そんな場所に、なぜ学校行事で行ったんですか?


聞かされる情報からでは、さすがに疑念を露わにするサラ。しかし校長先生は淡々と、「富士山は美しい場所で、青木ヶ原はその一部にすぎません」と答えます。そらまあそうだけど、みなぎるこのイヤーン感は何だろう………


-v( ̄ー ̄;) 欧米産のB級ニンジャ映画とはまた違う「何か誤解されている」感。「悟れば光る」とかで腹筋直撃されるようなすがすがしさがありません。



日本人だとサラを見るなりキャアアアア!!だったJKを見て「あんたらジェス先生をイビッてたんか?」と思ってしまいそうですが、ここは白人さんから見た「日本人の幽霊感」「自殺の名所としての樹海の捉え方」を強調してるみたいです。


( ̄ー ̄)v-「だいたい合ってる」にもちょっと遠いかな。