ここは以前も書いた、御嵩町小原地区の謡坂(うとうざか)にある史跡・七御前。
( ̄∀ ̄)v- いわくありげな石塔や五輪塔があったので中世の仏教史跡と考えられていたところ、昭和50年代にその下から十字架を刻んだ石が出土。近隣のお寺や神社、個人宅からもキリスト教信仰の遺物が見つかりました。
この辺りは中山道の宿場町だったので、禁教令が出る以前に街道沿いに伝わったと考えられてます。(ただ古くからそうと知られていた地域と違い、詳細はよく分からない)
そんな由来からここには聖母マリア像があり、その後ろには道路拡張工事の際にまとめられた五輪塔などが今もある。ここも紅葉は赤い絨毯みたいになっていて、代わりに山茶花の花が見頃でした。
( ̄∀ ̄)v- 古い言い伝えでは、この辺りは祟り山だったとも。それを禁教令以後の切支丹信仰を隠すためだったと推測するのもロマンですな。
華々しい面の歴史では、将軍家に降嫁した皇女和宮が江戸に向かう際に通った道でもある。この謡坂には「一呑の清水」という水場(湧き水)があり、休憩した和宮がその清水を気に入って、後に茶会のために取り寄せたのだとか。
( ̄∀ ̄)v- 中山道、かつ東海自然歩道。西の起点は大阪の箕面国定公園で、東の起点は高尾山国定公園。全長1700kmに及ぶ長い長い自然歩道の一角です。(歩いて踏破するつはものがおられるそう)
天気が良ければハイカーも多いんですが、どうも私は最近天気に恵まれない。マリア像の近くに車を停めてもらい、そこからしばらく歩きました。
( ̄○ ̄)v- ケーキを食べるために歩く。
( ̄ー ̄;) マジかよ。
車を出してもらったツレと傘をさし、緩い上り坂をしばらくテクテク歩きました。