↑パンフレットが売り切れだったから、代理でこれを買ってきました。


( ̄∀ ̄)v- 特撮映画は門外漢なれど、怒りくま先輩の考察に惹かれて観てまいりました、『シン・ゴジラ』。


私の日本特撮映画の鑑賞歴なんて、レンタルしてきた『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』と、新劇場版エヴァに予想外についてきた『巨神兵東京に現わる』しかない。だから偉そうな感想は述べられませんが、ガメラがぶっ壊した京都駅と、一分の隙もないリアル巨神兵は圧倒的でした。


-v( ̄○ ̄;) ……もう庵野秀明氏ナニやってんの? それよりいい加減エヴァを終わらせてよ。。。


脚本・総監督が庵野秀明氏と知った時の偽らざる思いがコレ。↑ 何となく雰囲気の見当もつく気がしたんですが、その辺はだいたい合ってました。


(ノ∀T)v- ホントにエヴァのあの曲(第一種戦闘配置のお約束曲)を使ってましたね。やってくれるわ。


奴は海からやって来る。荒ぶる神の化身、人間に汚された自然の怒り、望まずして怪物に成り果てた海の生き物。


その生き物は全にして一、一にして全。生殖の必要はなく、海から上陸して這い進み、自ら進化して立ち上がる。限りなく無垢にして巨大なため、そのひと這いが街をなぎ倒し、360万人の東京都民を避難させ、首都機能を停止させる……


-v( ̄□ ̄;) 上陸してしばらくの「コレじゃない感」は破壊的!! それが第四形態でテライケメンになった時に流れる伝統の「ゴジラのテーマ」にはたぎりました!!


♪でででっ でででっ でででででででっ
♪でででっ でででっ でででででででっ


-v( ̄□ ̄;) もう何て言うか、踏んでくれ!!!


海から破壊神キタアアアアアア。自衛隊の1万発の機銃掃射も効かへんぞ! ミサイルも戦車砲も役に立たへんぞーーー!!


( ̄∀ ̄)v- 庵野秀明氏、見事なまでに「市井の人間ドラマ」は省きました。政治家から官僚から研究員から、「誰1人として素人がいない怪獣映画」です。


ゴジラ出現からクライマックスに至るまで、「弾丸一発撃つにも大臣の承認や特別立法が要る」会議の場面がやたらに多い。エヴァだとあんだけ碇司令がやりたい放題だったのに、リアルな日本は大変ですなぁ……


随所に「日本という国の脆弱さ」が見える。「予想外」への弱さ、そもそも主権があると言えるのかという問題。初めてゴジラにダメージを与えたのは在日米軍の貫通弾で、国際社会は多国籍軍による核の使用を勝手に決める。


-v( ̄○ ̄;) 日本が二度と落とされたくない核爆弾を、日本を(首都を)守るために使うのか?


ゴジラは核実験から生まれた怪獣ですが、本作ではゴジラ自身より、「核を厭うのに使わざるを得なくなる日本」の危機に重点が置かれた感じ。それを回避するために、ある作戦が始まるわけですが……


(; ̄○ ̄)v- あれは第五形態かな? 米軍に空爆を受けるゴジラが火炎放射+ビーム乱射を始めた時、ゴジラはすごく苦しんでるんだと思った。ちょっと涙が出そうになりまいた。


「シト・ゴジ」と言われるのも分かる。ホントお見事なまでにパターン青。でもこれはゴジラなんだよな……


-v( ̄□ ̄;) 東京駅の上にゴジラ転倒ありがとうございました! ガメラの京都駅の破壊っぷりには及びませんが、やっぱりランドマーク破壊はやって頂かないと!!


クライマックスはもう、自衛隊も米軍も民間会社も出せる限りの戦闘機や戦車や特殊車両を出してきた。まさか「無人在来線爆弾」まで突っ込ませるとは、日本の本気恐るべし。



( ̄ー ̄)v- ……とにかく登場人物が多いのと、政治的・軍事的な描写が多いのは新井英樹氏の漫画『ザ・ワールド・イズ・マイン』とよく似ている。


あちらはヒグマドンという超巨大ヒグマ(?)が秋田県を壊滅状態にするんですが、故・深作欣二監督が映画化するはずだったんですよね。


庵野秀明氏、やってくれんかなぁ。