1枚目は、ちょっと撮影モードを変えてみた「静かの湖」。分かりにくいかと思いますが、ライトに照らされた方向は青みがかった澄んだ淵です。


ホホホ(* ̄∀ ̄) 都会からいらした人が「あそこの青いところの水を汲みたい」と仰ったけど、水は同じなのにねぇ。


出てから管理者のマダムがニコニコとそう語られましたが、そうなんすよね。深いと青く見える。


割と平坦でショートコースなんですが、ラストはちょっとした登りアリ。でも、郡上市の他の観光洞や飛騨高山のはこんなもんじゃないですから(涙)


出口はこんな感じ。一歩出た瞬間に暑さと湿気がムワッと来て、一発で眼鏡が曇りました。ああ、もう気温30℃超えてるゥウウ………


( ̄∀ ̄)v- 個人宅(かなり大きい)の裏山の内側を右往左往して、少し登って出るという構造。出口からテクテク下ると、入口の前にお茶とお菓子が用意されてました。


きめ細やかに、お茶は冷茶と熱いお茶が両方あり。身体の芯が冷えきってるので、迷いなく熱いお茶を頂きました。


( ̄∀ ̄*) お帰りなさい。いい写真は撮れました?


最初に写真撮影していいかお尋ねしたので、管理者のマダムがニコニコとそう仰いました。


(; ̄∀ ̄) 下手なんで……でも、すごいですねぇ。お家の裏に……


実は去年も来ていてお話ししてましたが、覚えてる訳ないので同じような言葉を返すわたくし。でも今回は、ちょっと興味深いお話をお聞きしました。


(; ̄∀ ̄) ……いつ頃に鍾乳洞が見つかったんですか?

ヾ( ̄∀ ̄*) 50年近く前。それまではそこの岩の隙間から水だけでなく冷たい風が吹いてくるから、「山の中に空洞があるんじゃないか?」とは言われてたんですね。

ヾ( ̄∀ ̄*) この池と竜宮さまは昔からあって、私たちは子供の頃「神様がいるから」って、池に石を投げ込んでも叱られてたの。


見れば鍾乳洞の入り口の隣に岩の裂け目があり、そこから池に水が流れ出している。池には梅花藻(バイカモ)という白い花が咲く水草がたくさん浮いていましたが、花はここ2~3日の雨で流されてしまったそうでした。


ヾ( ̄∀ ̄*) お不動さまは割と最近にお祀りされたけど、竜宮さまはいつからあるのか分からない。この水は地下であちこちに繋がってて、近くの「蛇穴」にも繋がってるの。


あちらの祠は弁財天だったけど、竜宮の乙姫が本体の竜になって昇天した伝説があり。竜宮城というと海かと思われがちなんですが、川は海と繋がってるんで、こうした山里の「どこまで続いてるか分からない地下水脈」にはシャンバラならぬ、地下異界のイメージが昔からあるんすね。


(; ̄∀ ̄) 中にまだ奥まで続いてそうな穴がいくつもあったんですが、先を確かめてない穴もありますか?

( ̄∀ ̄*) もちろん。とりあえず中の川の一番深いところは水深4mくらいだそうですが、地底湖に繋がってるようですし、「天に通じる道」の上にはまだ4層くらい空洞があるみたい。


……その道の人に確かめて欲しい。たしか発見当時、美山や大滝鍾乳洞を調査したのは岐阜大学。でも「未調査のためこの先立ち入り禁止」区域はあった。もっと熱くなれよ岐大!!…………


(; ̄∀ ̄) 大雨の時、増水して大変にはなりませんか?

( ̄∀ ̄*) たまにあるけど、逆に、どんなに雨が降らなくても水量が減らないの。ありがたい事ですわ。


受付の脇にはキュウリやナスが冷水にぷかぷか浮いていて、これが羨ましいったらない。スイカなら30分で冷え冷えになるそうで、いいなあああああああ……


ヾ( ̄∀ ̄*) ペットボトルが空いてるから、良かったら汲んでいってくださいな。コーヒーを淹れたり、氷にしてロックで飲むと美味しいから。


まさかのお土産つき。再び入り口を少し入って、とぷとぷとペットボトルを満たしてお持ち帰りしました。ありがとうございましたッ!!



( ̄∀ ̄)v- 冬期は休業されるそう。夏の郡上八幡観光の際に、ちょっと立ち寄れるほっこり鍾乳洞でございます。