下呂市からちょっと走って郡上市へ。8月の徹夜おどりで有名な郡上八幡より少し手前に和良(わら)町があります。


( ̄∀ ̄)v- この辺に来ると鮎のグレードが上がる。道路沿いに「和良鮎」というのぼりがはためく清流の里で、お約束のようにオオサンショウウオも棲息してます。


その和良町の道の駅から歩いて10分くらいの所にある「蛇穴(じゃあな)」がこれ。郡上市近辺には鍾乳洞がいくつかありますが、これもその一部。奥行き25mと言いますが、さらに奥には地底湖があるとも言われてます。


( ̄∀ ̄)v- 岐阜県名水50選のひとつ。鍾乳洞の奥からこんこんと湧き出すきれいな水は、そのまま水路を通って田んぼに流れ出してます。山葵(わさび)栽培にも良いみたい。


名前の由来は、大昔にこの鍾乳洞の奥に乙姫様が住んでいて、祭り時に村人に頼まれればお膳や鼓を貸してくれていたけど、ある時返さなかったら怒って本体(竜)になり、穴から出て空に上ってしまったという伝承。


( ̄ー ̄)v- 梅雨時で雨だったので水の方が冷たく、いい感じに靄(もや)がたなびいていた。暗い穴の奥から大蛇がうねりながら出てきそうな感じでした。


穴の脇には弁財天が祀られていて、水場にはお馴染みですな。琵琶湖かどこかの伝承では、蛇は弁財天の眷属でした。


-v( ̄○ ̄;) ……奥からの冷気がすごいなあ。


この辺りの鍾乳洞は立体迷路型でアップダウンが激しく、汗もかくけど真夏でも寒いくらい。大昔は海底だったので、化石も見られます。


( ̄ー ̄)v- あと行ってないのは期間営業の縄文洞だけなんだよなあ。縄文人が暮らしてたトコ。明かりナシで、川口探検隊気分が味わえるとか……行きたい………………


蛇穴はギリギリまで入れますが、その水辺から臨む暗渠の闇が半端なく濃く、畏怖を覚えるレベルです。あの奥はどうなっているのか、どこまで続いているのか?……



怖いけど、時々行きたくなります。