雲の切れ間から少し日が射してきた。けれども茂る木立がいい日除けになり、暑さはまったく感じません。


(ノ△T)v- また頭が変な方向に。苔むした岩を見て、「来世は苔になりてぇ」と感じるわたくし。冬は凍るだろうけど、夏は乾燥知らずやで……


道は本当に渓流のすぐ横に伸びていて、こうした涼しげな景色がずっと続く。途中からは地元の木で作られた渡り道がかなりの範囲で足元の安全を守ってくれており、軽装でも不安は感じません。


まずは第一の見どころの乙女渕。昔清らかな乙女が沈んだ伝説でもあるのかと思いましたが、この乙女渓谷の名の由来は、ここがかつて尾張藩の御留山で、森林資源の保存のために豊富にある桧(ひのき)の伐採を禁じられた事に拠るんすね。


( ̄ー ̄)v- 御留山=乙女山。入山さえまかりならぬと言う、冒すべからぬ処女性を「乙女」に喩えるコトもできますな。



そんな穢れなき浄域に、汚れまくったオバサンが踏み込んでごめんなさい。そうよ私は昭和の乙女、えいっえいっ!