ようやく終幕。いったいいつまで続くのか分からない長い林道を、また新たな軍のトラックが走って来ます。


(; ̄○ ̄) 何だ、あれは?


トラックに乗る兵士たちが前方を見て眉をひそめる。彼らは道を塞ぐ武装痛車の前に停まり、機関銃を構えて外に飛び出します。


(; ̄□ ̄) 地面に伏せて、手を頭の上に乗せろ!!


もはやどこからどう見ても山賊。良く言ってレジスタンス。武装痛車から降りたバリーは悠然と兵士を眺め、背後では編んでいた髪をほどいたブルックが超・余裕ぶっこいてます。


( ̄○ ̄) 積み荷は?


(; ̄□ ̄) 撃つぞ!!


( ̄○ ̄) 不正解だな。


引き金に指をかける兵士らに、無表情で呟くバリー。その途端に軍のトラックの荷台から、おそらく燃料用に狩り集められた大量のゾンビが飛び出します。


ヾ(; ゜д ゜)( ゜□ ゜;)(;≧д≦)/ うわあああああああ!?


ウガアアアアア!!

グワアアアアア!!


動きは緩慢ですが多勢に無勢。あっという間に制圧されて、ゾンビにむさぼり喰われる兵士たち。


そして見えない力に髪を巻き上げられるブルック姐さんのアップの後に、火花をあげて回転するタイヤをあしらった原題『WYRMWOOD』が浮かんで終わります。


( ̄∀ ̄)v- 黙示録のニガヨモギ、終末を呼ぶ災い星が来てもなお、人類はしぶといというお話でした。


ジャケとジャケ裏の印象ではもっと何も考えないでいいスッキリ系だと思ったんですが、なかなか味わい深いB級ゾンビ映画でございました。これが初の長編監督作品となるキア&トリスタン・ローチ=ターナー兄弟、はっちゃけてるようで人間ドラマもきちんと盛り込んできましたね。


( ゜д ゜)♪ハア ガソリン無ぇ! 武器も無ぇ! 人類ほとんど残って無ぇ!!


↑ぶっちゃけゾンビ映画ってだいたいこうなんですが、作り込みようによってはまだまだ伸びしろがあるような。いやあ、もうちょっと外道給油場面があっても良かったかな?



思いのほか面白かったんで、また長々と書いてしまいました。すみませんでしたアッーーーーー!!